素浪人罷り通る 血煙りの宿とは? わかりやすく解説

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素浪人罷り通る 血煙りの宿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:35 UTC 版)

素浪人罷り通る」の記事における「素浪人罷り通る 血煙りの宿」の解説

旅を続け春夏秋冬は、幼い息子抱きかかえて逃げるひとりの女とすれ違う。麓のにたどり着いた春夏秋冬は、野盗家屋火を放ち庄屋殺害する惨状目の当たりにする村人が、あの女のせいだと叫ぶ。その後、再び女と出会う春夏秋冬村人捕らえた女とその息子野盗引き渡すという。ふたりを村人の手から救い出した春夏秋冬は、息子のためにも逃げるのをやめるよう女に諭しその場を去るのだった。それから三年後、その女お銀忠告通り信濃矢崎宿のはずれに居を構え息子と共に暮らしていた。旅の途中お銀三度目再開果たした春夏秋冬は、彼女の宿世話になるその夜婚礼宴会が行われていた宿場野盗現れ狼藉始める。宴会の手伝い来ていたお銀驚愕する。騒動のさなか、野盗の頭の弟を捕らえた村人たち。宿へと戻ったお銀は、春夏秋冬野盗との因縁を語る。お銀の夫は、丹兵衛率い野盗鬼火一味ひとりであったが、息子のために足を洗う事を決意する。しかしそれを聞いた兵衛激怒苛烈暴行受けた夫はお銀のもとで事切れるお銀一味お上訴人江戸から追放することに成功したが、一味目の敵にされ、追われるとなったという。村人のためにも矢崎宿から逃げしかないというお銀を、春夏秋冬思いとどまらせるのだった翌朝目を覚ましたお銀は、寝床から春夏秋冬姿を消したのに気づきうろたえる。しかし春夏秋冬は宿の屋根葺き替えているだけだった。それを見て安心するお銀耕した畑から大根出しており、秋に大根出来ると喜ぶお銀に、春夏秋冬笑顔見せのだった一方矢崎宿では鬼火一味の手配書が張り出されていた。宿場を自らの手で守ると決意した村人たちは、再び現れるであろう鬼火一味備え柵を張り武装するそんな中春夏秋冬探す半兵衛宿場にやって来た。真崎旦那居場所聞き春夏秋冬のもとへたどり着いた半兵衛。彼はある五万石の小藩遣いで、腕の立つ春夏秋冬を雇うことを厳命されて旅を続けているという。くどくどと話をする半兵衛をよそに、春夏秋冬屋根修理するのだった代官所では、真崎旦那村人たちお銀の宿を護衛するよう指示していた。その時捕らわれの身である丹兵衛の弟が、お銀は守る価値のない女だと言い放つ。それを突っぱねる村人たち。そんな宿場にひとりの男が帰ってきた。かつて弥九と呼ばれていたその男弥九郎は、百姓息子であった三十年前父親盗み働いたことで村八分にされ、出ていった男である。弥九郎現れたのとほぼ同時に鬼火一味宿場にやって来た。丹兵衛は、弟とお銀を引き渡せばおとなしく引き上げと言う真崎はこれを拒否し戦闘始まったその様子を傍観していた弥九郎だったが、突如一味三人斬り捨てた狼狽した鬼火一味その場を後にした。その腕前感心した村人たち弥九郎宿場守ってくれるよう誘いをかけるが、弥九郎にその気はないという。弥九郎は、自身追い出したこの宿場憎んでいるのだ。お銀身柄要求してきたという鬼火一味の話を村人から聞いたお銀は暗い表情浮かべる。そんな彼らの前に現れ弥九郎は、賞金首である春夏秋冬の首を取ると宣言し去っていった。夜になると弥九郎は、幼少時不幸な出来事思い返しながら酒を呷っていた。店主対しの奴全部血の涙を流すのを見たいと唸るのだった翌日弥九郎お銀息子しょうた誘拐し鬼火一味引き渡すお銀が丹兵衛の弟を連れて来れば引き換えにしょうたを返すという鬼火一味。しかし春夏秋冬自分が行と言いお銀に刀を預けて一味のもとへ向かう。鬼火一味と共に待ち構えていた弥九郎は、春夏秋冬斬るよう命令される。しかし賞金稼ぎとは丸腰相手は斬らないものだと言う弥九郎結局自身殴打されるのと引き換えにしょうたを取り戻した春夏秋冬お銀是が非でも殺したい兵衛に、弥九郎春夏秋冬同田貫奪えば良い入れ知恵するが……。

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