第2の哨戒 1943年3月 - 4月とは? わかりやすく解説

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第2の哨戒 1943年3月 - 4月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/28 22:28 UTC 版)

タニー (潜水艦)」の記事における「第2の哨戒 1943年3月 - 4月」の解説

3月18日タニー2回目の哨戒カロリン諸島向かったカロリン諸島に向かう途中3月27日から、タニーウェーク島近接。翌28日タニー北緯1913東経16634分 / 北緯19.217度 東経166.567度 / 19.217; 166.567のウェーク島環礁通じ水道近海で、入港しつつあった特設運送船諏訪丸(日本郵船10,672トン)を発見し魚雷を2本発射して諏訪丸に命中させ、諏訪丸は沈没を防ぐためにウェーク島南海岸に座礁した日本側から反撃もあったが、タニー難なく攻撃から逃れることができた。その後トラック諸島沖に到着したタニーは、4月2日北緯0722東経14918分 / 北緯7.367度 東経149.300度 / 7.367; 149.300のプンナップ島近海で「桃型駆逐艦」の護衛受けた輸送船発見し魚雷3本発射魚雷特設運送船第二東洋丸(澤山汽船、4,162トン)に命中してこれを撃沈した4月7日にも、北緯0845分 東経14712分 / 北緯8.750度 東経147.200度 / 8.750; 147.200のトラック西方30海里地点探知したぶゑのすあいれす丸級貨客船」と「響型駆逐艦に対して魚雷を2本発射し駆逐艦夕霧護衛受けていた特設運送船(給糧)厚生丸(日本海洋漁業、8,282トン)に1本を命中させるタニー激しい雨により2隻の姿を見失ったが、魚雷命中した厚生丸は軽巡洋艦長良曳航されたものの、4月9日沈没した厚生丸が沈没した4月9日タニー北緯0607東経15028分 / 北緯6.117度 東経150.467度 / 6.117; 150.467のウェストハユ島沖で浮上中に空母大鷹冲鷹重巡洋艦鳥海中心とする艦隊遭遇した太平洋艦隊潜水部隊作戦情報参謀リチャード・G・ヴォージ中佐アナポリス1925年組)からの情報では、空母は「飛鷹型航空母艦2隻」となっていた。タニー艦隊前方進出し浮上状態で攻撃仕掛けようとしたが、駆逐艦接近してきたので潜航する。タニーは2隻の空母の間に位置するとなって、まず艦尾発射管から大鷹に向け800メートル至近距離から魚雷を4本発射したほどなく爆発音聞こえたため命中判断したが、この音は実際大鷹の手前わずか50メートルで早爆した音だった。大鷹破片わずかなダメージ負ったけだった次いでタニー艦首発射管から冲鷹向けて600メートル至近距離から魚雷を6本発射した。やがて3つの爆発音聞こえ、やはり命中判断されたが、これもまた命中ではなく早爆した音だった。撃沈こそできなかったが、艦隊真ん中割って入って両方魚雷発射管敵艦攻撃した技術だけは、「プロ能力軍人らしい攻撃性の証明として評価された。4月11日には北緯0748東経15147分 / 北緯7.800度 東経151.783度 / 7.800; 151.783の地点伊号第一六潜水艦伊16)を発見し前部発射管残っていた3本魚雷攻撃したが、いずれも命中しなかった。その夜今度駆逐艦清波から反撃を受け、タニー小破したが行動に支障は出なかった。帰投中にはサイパン海峡通過して4月17日サイパン島ガラパン港を偵察し、2隻の輸送船存在認めた暗礁存在により攻撃できなかった。4月23日タニー36日間行動終えてミッドウェー島帰投。この哨戒での戦功対し殊勲部隊章授けられた。

※この「第2の哨戒 1943年3月 - 4月」の解説は、「タニー (潜水艦)」の解説の一部です。
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