第104大隊(ウルフパック)
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「クローン・トルーパー」の記事における「第104大隊(ウルフパック)」の解説
クローン・コマンダー・ウォルフ率いるクローン大隊。別名ウルフパックと呼ばれ、所属隊員は全員オオカミの紋章が入った装甲服を身に着けている。ジェダイ将軍プロ・クーンに率いられていた。 ウォルフ(Wolffe/CC-3636) 第104大隊を指揮するクローン・コマンダー。彼の部隊は別名「ウルフ・パック」と呼ばれ、隊員は全員オオカミの紋章を刻んだ装甲服を身に着けていた。 命令に忠実であり神経質な性格でもあったウォルフはジェダイ将軍・プロ・クーンに仕え、クローン戦争の3年間を彼の元で戦い抜いた。また、ウォルフはクーンの教え子の一人であるアソーカ・タノや彼女の指揮した第501大隊とも任務を共にすることが多く、時にはアソーカが第104大隊を率いることもあった。また、仲間思いである彼は脱走兵に対しても寛容であり、脱走兵を集めた分隊を結成したこともある。 クローン戦争の初期、ウォルフとクーンの部隊が乗り込んでいたヴェネター級スター・デストロイヤー「トライアムファント」が独立星系連合の軍艦「マレヴォランス」の攻撃を受ける。ウォルフとクーン、同部隊のトルーパーであるシンカーとブーストは脱出ポッドで脱出。宇宙空間で追撃に来るドロイド部隊と戦闘になるも撃退に成功し、救援に来たアナキン・スカイウォーカーとアソーカ・タノに救出された。 部隊の再編成後、コームの戦いに参加したウォルフは、アサージ・ヴェントレスとの戦闘で右目を負傷する。この戦いを生き延びたウォルフは失った右目の代わりに義眼を移植することで部隊に復帰する。復帰後も様々な戦場でクーンと共にウルフ・パックを率いたウォルフは主に敵陣からの危険な救出任務、震災や戦災に見舞われた惑星への救援任務に派遣され、ウルフ・パックの名を銀河に知らしめた。ウォルフはドロイドのC-3POやR2-D2と任務を共にした機会があり、特に奇想天外な行動をするC-3POの行動に苛立ちを覚えていた。後の任務で再びこの2体のドロイドと再会した際には、C-3POからの長い旅の自慢話をクーンの命令もあり、ため息交じりに聞かされる羽目となった。 終戦時のウォルフに関しては不明な点が多いが、ウォルフは頭部に埋め込まれたバイオ・チップを取り除きオーダー66に従うことはなかった。それから15年後、レックスやグレガーと共に惑星シーロスで引退生活を送っていたウォルフは、ジェダイがクローンへ復讐に来ることを恐れ、レックスにコンタクトを取ろうとするアソーカを密かに妨害し、彼らの元にアソーカから派遣された反乱同盟の宇宙船「ゴースト」のジェダイたちが接触してきた際にも帝国軍に密告していた。しかし、ゴーストのメンバーとの交流や帝国軍との闘いを通して、ウォルフも反乱同盟に加わることを決意。ロザル戦役に加わり、エピソード4の1年前に発生した反乱の大きな転換期となるロザル解放戦に参加し勝利。この勝利は、帝国軍との戦いの流れを大きく変えることになる。 シンカー(Sinker) 第104大隊に所属するクローン・トルーパー・サージェント。部下のブーストとは行動をよく共にしている。 ウルフパック部隊に所属していたシンカーは、コマンダー・ウォルフやジェダイ将軍プロ・クーン、部下のブーストと共に戦争初期に起きた独立星系連合の新兵器「マレヴォランス」の攻撃を生き延びた4人の生存者のうちの一人であり、その後も多くの任務でウルフパックを支えた。シンカーは自分たちクローンはただの消耗品だと考えていたが、クーンとの任務を通して考えを改めている。また、シンカーはユーモアを大切にしており、いつ死ぬかわからない戦場においても仲間たちの前で皮肉な冗談を口にすることを忘れなかった。 マレヴォランス襲撃の際に宇宙空間での戦闘を生き抜いたシンカーは、その後もブーストと共にフェルーシアの戦いやアリーン支援作戦に参加した。 ブースト(Boost) 第104大隊に所属するクローン・トルーパー。上官のシンカー軍曹とは行動をよく共にしている。 ウルフパック部隊に所属していたブーストは、コマンダー・ウォルフやジェダイ将軍プロ・クーン、上官のシンカーと共に戦争初期に起きた独立星系連合の新兵器「マレヴォランス」の攻撃を生き延びた4人の生存者のうちの一人であり、その後も多くの任務でウルフパックを支えた。大雑把な性格をしていたブーストは繊細さに欠けており、瓦礫で塞がれた扉なども撤去せずにブラスターでそのまま破壊するなど、手間のかかることを嫌っていた。また、風呂嫌いで知られ、たまにしか入らないことをシンカーから注意されていた。上官のシンカーに対してもため口で接していた。 マレヴォランス襲撃の際に宇宙空間での戦闘を生き抜いたブーストはその後もシンカーと共にフェルーシアの戦いやアリーン支援作戦に参加した。 コメット(Comet) 第104大隊に所属するクローン・トルーパーの伍長。大隊指揮官であるコマンダー・ウォルフの補佐を務めることが多かった。 コメットはウォルフと共に救援・捜索任務に従軍することが多く、惑星ヴァンコアへのジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーとマスター・メイス・ウィンドゥの救出任務、惑星ローラ・サユーでのジェダイチームの救出任務、惑星カダーヴォでのジェダイやトグルータの植民者の救出任務に参加。これらの救出任務の成功に貢献した。クローン戦争晩年にはクーンやウォルフと共に救難信号の発信されたシャトルの捜索任務に参加。そこでコメットが発見したシャトルはクローン軍の発注者として知られる亡きジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスのシャトルであった。 ウォートホッグ(Warthog) 第104大隊「ウルフ・パック」に所属するクローン・トルーパー・パイロット。スター・ファイターにおける戦闘の際には、コマンダー・ウォルフに変わりジェダイ将軍のプロ・クーンを補佐した。 スター・ファイターの操縦に長けていたウォートホッグは、V-19トレント・スターファイターやZ-95ヘッドハンター、リパブリック・アタック・ガンシップなど、幅広い戦闘機・輸送船を乗りこなしていた。ウォートホッグはプロ・クーンの宇宙船や空中戦における補佐官として多くの戦いを共にした。その際、ウォートホッグは何度か窮地に陥ることもあったが、そのたびにクーンに命を救われていた。
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