第1特殊消防隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:50 UTC 版)
聖陽教会を母体とし、特殊消防隊の中でもエリートと称される部隊。シンラが母親と弟を喪った火災の際に消火活動を行った隊でもある。 レオナルド・バーンズ 声 - 楠大典 第1特殊消防隊の大隊長。50歳。身長186cm。誕生日は8月10日。第三世代能力者で、体内で溶鉱炉のように炎を燃やし、熱エネルギーで身体能力を爆発的に高めることができる。能力を使う際には右目に火が灯る。長時間戦うことで「ステージ」が上がり炎の出力が向上していく特色を持ち、「ステージ5」では炎を纏ったライオンの獣人のような姿になる。 かつては聖陽教の表と裏を繋ぐ存在として活動しており、暗部時代のジョーカーとも面識があった。かつて天照で発生した焔ビト大量発生時、ジョーカーとともにアドラリンクを経験した。その際に右目を失明したため、眼帯 をしている。12年前にシンラが母親と弟を喪った火災の際に消火活動を行った消防官でもある。 右目の失明時にアドラと呼ばれる異世界を見たことで価値観が一変し、世界の真実を探るために第1の大隊長という立場を利用して秘密裏に聖陽教の調査を続けてきた。消防官新人大会でシンラから話しかけられ12年前の火災については「何も覚えていない」と返答するも、シンラには何か隠しているのではと勘繰られる事となる。後にシンラとの手合わせをした際、彼が火災現場で目撃した「角のある焔ビト」の正体が伝道者一派からショウを守ろうとして焔ビト化してしまったシンラ達の母親と告げる。 伝道者によって、第八特殊消防隊と敵対することになった。シンラとの戦いで敗北はしたが、彼の成長を認めた。しかし、背後からドッペルゲンガーによって胸を貫かれてしまうが、シンラに後を託して、アドラの世界へと去った。その後、ドッペルゲンガーとして現して、ジョーカーと戦闘する。 カリム・フラム 声 - 興津和幸 第1特殊消防隊の中隊長である神父。22歳。身長178.5cm。誕生日は12月12日。特殊な器具を通して熱を操ることで熱音響冷却を起こし、焔ビトを凍らせる第二世代能力者。クールな性格で、同じ意味の言葉を繰り返すなど話し方にクセがあるが、仲間想い。研修配属に来たシンラとアーサーを部下に加えた。 人工焔ビト事件の犯人を追っているため、事件をかぎまわっていたシンラたちに人工焔ビトの種火となった蟲入りの瓶を机の中に入れ彼らを試すと同時に自らの潔白を証明した。その後、犯人のレッカを熱音響冷却を用いて封印する。レッカを殺害した白頭巾の集団の出現が伝導者の存在を知ったことで、レッカの真実を知る事を目的と共に第8に協力することを決意した。 フォイェン・リィ 声 - 日野聡 第1特殊消防隊の中隊長である神父。戦闘を好まない性格で心優しい。 レッカによる人工焔ビト事件終盤、白頭巾の集団の狙撃からカリムをかばった事で右腕を失ってしまう。 バーンズが殉教した事により後任として、大隊長に就任した。 オニャンゴ 声 - 宝亀克寿 第1特殊消防隊の中隊長であるベテラン消防官。第三世代能力者。既に現役を退いていたが、烈火の一件で中隊長が減ったため現役復帰した。堅実な性格だが茶目っ気もあり、特殊消防隊ヌードカレンダー製作の際には前年度まで人気メンバーだった烈火の抜けた穴を埋めようと筋トレに励んでいた。また12年前にバーンズと共にシンラが母親と弟を喪った火災の際に消火活動を行っており、シンラの事情についてもある程度知っている。 バーンズの死没後は高齢の理由で大隊長を辞退しており、その座をフォイェンに譲っている。 烈火 星宮(レッカ ホシミヤ) 声 - 関智一 第1特殊消防隊の中隊長である神父。カリムとは対照的にバトルに目がないなど熱血漢な性格。瞳孔が星マークとなっている。23歳。身長175cm。誕生日は6月21日。 第三世代能力者で、主に拳から炎を発射して攻撃する。 実際には消防官でありながら伝導者一派の一員。蟲を埋め込まれても焰ビトにならない炎の「適合者」を探すため、子供をはじめとした人々に蟲を埋め込み焰ビト化させていた。だが、シンラ達に気づかれ死闘の末敗北。それでもあがこうとしたが、カリムの熱音響冷却によって凍らせる形で封印された。直後、仲間の伝導者の一人・アローによって口封じを兼ねて殺害された。 ドッペルゲンガーとして復活。カリムとの死闘の末、熱音響冷却によって凍りつき、感謝して砕け散った。 環 古達(タマキ コタツ) 詳細は#第8特殊消防隊の項を参照。
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