第一世界ラース=フェリアの守護者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 19:07 UTC 版)
「主八界の神々」の記事における「第一世界ラース=フェリアの守護者」の解説
第一世界ラース=フェリアでは、古代神戦争の後は天神(八大神の一柱)が直接降臨して文明の基礎を人間たちに与えた。こうして生まれたのが超古代文明であるフロレターリア文明である。天神は天界にかえった後、フロレターリア文明を支えた十六神王の中から7人を守護者に選んだ。なお、この十六神王のうちイクツェルとエルオースは魔王となっている(「#冥界の魔王」を参照)。 ラース=フェリアでは7人の守護者が7つの地域をそれぞれ守護していると考えられており、有史より世界は7つの文化圏に分けられ続けている。守護者たちは基本的には人間たちの自立性を尊重しているため、人々の前に堂々と姿を見せることは少なく、影から世界を護っている(人が神々に頼りすぎるようになることを危惧している、ともとられている)。 「ラース戦役」の初期はラース=フェリアへ向かっていた異界の軍勢が天上界へも攻めてきたためその防衛線にかりだされ、その結果、敵は撃退したものの、十六王紀末期に覚醒し七紋章紀初期に天界に昇った8人目の守護者であるティアナを除く守護者の肉体が滅んでしまった。守護者の魂は世界中にある七つの砦の中で肉体が再生するまで休み続けてきた。 ラース戦役がエルオースの復活と七冥魔王の出現によって事実上の停戦に追い込まれ、「第二次古代神戦争」の時代に移った『セブン=フォートレス メビウス』では、初期に炎の守護者ジュグラットが復活しており、これを皮切りに他の守護者の再生も期待されている。 空の守護者ヴァレリア シェローティア地方の守護者。白い神官服の青年。法と秩序を司る。七守護者のリーダー格。白銀の魔杖クラヴィナーを所持。 炎の守護者ジュグラット フレイス地方の守護者。燃え盛る炎のような豪胆な麗人。激しい愛を司る女神。所持する武器は双子魔剣クィンティ。 七紋章紀008年、炎導王ラーガ=ラギアの重臣サンチョの密命でフレイスの貴族令嬢シーナ・ド・ゴールディ救出に出発した探索者たちの前に、「炎の宝珠に選ばれた勇者を見守る精霊」ジュラと称して出現した。長い戦いの中で探索者たちを導き、冥嵐王ベーグラーから奪回したフレイスの炎砦にてジュグラットとしての姿を取り戻す。 森の守護者スィフラヴ フォーラ地方の守護者。緑色のローブをまとった厳格にして温厚な男性。真理を司る。 海の守護者ティーシャ フォーチューン地方の守護者。白い薄衣をまとった青色の髪の女神。慈愛を司るが、命を護るための破壊の力、すなわち自衛も司る。 闇の守護者ジョシュア リーン地方の守護者。黒い髪の女戦士。冷静さと判断力を司る。 氷の守護者ロンドヴィル アルセイル地方の守護者。彫刻のような冷たい美しさを持つ中性格。孤独と威厳を司る。 幻の守護者フェザンティ ラ・アルメイア地方の守護者。紫がかった髪を持つ旅人の青年でトリックスター。気まぐれさを司る。 時の守護者ティアナ[要出典] ヴァレリアの妹。人間界と神界を直接つなぐ「天界の塔」の入口の守護者。落ち着いた青紫色の髪の少女。時を渡る力を持つ。魔王を封印できる勇者を神界に導く役目も担っている。 人間界に転生し、十六王紀963年に覚醒、七紋章紀006年に正式に8人目の守護者に列せられたため、ほとんど存在を知られていない。 人間であった頃はライム=ケーベルという名前で、十六王紀末期、自身の眷属であるティアン族がシェローティア地方に設けていた隠れ里に赤子の姿で降臨した。ケーベル姓を称したのは、隠れ里の聖地「ティアンの森」にある神殿を司る大司祭ジーアス=ケーベルが彼女を引き取ったからである。ライムが持つ時間移動の力は、元来ティアナが兄ヴァレリアと盟友フェザンティから教わったものであった。 後に「サライの八導師」の一人となり、その指導者となった。八導師が七紋章紀においてラース=フェリア7地方を統治する「七導王」となり数が合わなくなったのは、ライム=ティアナが天界に帰ったためである。ライムについての詳細はリプレイ『フォーチューンの海砦』『黒き星の皇子』も参照。
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