第一久頭合トンネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:42 UTC 版)
不安定な地盤の影響を受けたのは、放棄された向皆外トンネルだけではなかった。同じ城西駅 - 向市場駅間、向皆外トンネルの先に建設された第一久頭合トンネルも完成はしたものの、同様の地山の地殻変動により廃棄の危険性が生じていた。 ただ、第一久頭合トンネルが幸いだったのは、トンネル全体が損傷を受けた向皆外トンネルと異なり、危険箇所となったのは城西側坑口付近のみであったため、より城西側からトンネルを再掘削して第一久頭合トンネル内部につなげ、危険箇所周辺部分のみを放棄することで済んだことである。 なお、この放棄された部分は接続部にコンクリート壁を設置したのみにとどめた為、第一久頭合トンネルはY字状のトンネルとなっている。
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