竹工芸とは? わかりやすく解説

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竹工芸

名称
竹工芸
ちくこうげい

区分
重要無形文化財

保持
飯塚成年いいづか しげとし>
雅号 飯塚小かん齋)
いいづか しょうかんさい
群馬県
(かんの字は王へんに干)

保持
早川修平はやかわ しゅうへい
雅号 五世 早川尚古齋
はやかわ しょうこさい>
京都府

解説
我が国の竹工芸は,豊富な素材恵まれて早くから発達し縄文時代遺跡からそれを示す遺品出土している。その後奈良時代には唐の技法導入され技術進歩し中世には茶の湯流行とともに我が国独特の作風示し近代以降,高い芸術性をめざす優れた竹工芸作家輩出した技法は,編組物・丸竹物等に分類され素材簡素な美しさ強靭弾力性に富む特質生かした制作が行われている。

竹工芸

名称: 竹工芸
ふりがな ちくこうげい
芸能工芸区分 工芸技術
種別 木竹
認定区分 各個認定
指定年月日 1982.04.20(昭和57.04.20)
解除年月日
指定要件
備考
解説文: わが国の竹工芸は、豊富な素材恵まれて早くから発達し縄文時代遺跡からそれを示す遺品出土している。その後奈良時代には唐の技法導入され技術進歩し中世には茶の湯流行とともにわが国独特の作風示し近代以降は、高い芸術性をめざす優れた竹工芸作家輩出した
 竹工芸の技法は、細く割ったひごを編み組みして造形する編組物【へんそもの】や、円筒形のままの竹を用いる丸竹【まるたけ】物等に分類され素材簡素な美しさ強靱弾力性に富む特質生かした制作が行われている。
工芸技術のほかの用語一覧
手漉和紙(てすきわし):  土佐典具帖紙  越前奉書
木竹工:  木工芸  竹工芸
染織:  佐賀錦  刺繍  友禅

竹細工

(竹工芸 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 22:11 UTC 版)

 > 竹細工
JR大分駅に展示されている別府竹細工の巨大な竹籠

竹細工(たけざいく)は、を加工したり、竹ひごを編み込んで細工物を作ったりすること。または、日用品農具・漁労具などの荒物茶道具などの工芸品竹とんぼ水鉄砲といった玩具の中で、竹を素材とした細工物のことを指す。

編組

竹ひごの編み込み方・編組籠目)の種類には、基本となる六つ目編み、四つ目編み、ござ目編み、網代編み、さらには、異なる太さのひごを駆使した波網代や、麻の葉編み、松葉編み、やたら編みといった装飾的な特徴を高めたものなど、用途に応じて様々なパターンがある。

素材

素材となる竹にはマダケが最も多く利用されており、伐採したままの青竹、火であぶったり(乾式)、苛性ソーダで煮沸したり(湿式)して油抜きをした晒し竹、ある程度炭化させた炭化竹、伐採後数ヶ月から数年間自然に枯らしたもの、家屋屋根裏で数十年間囲炉裏で燻された煤竹と、種々の素材が流通する。これらは弾力性、硬さ、耐久性などが異なり、利用目的によって使い分けられる。青竹は容易に入手できるが、耐久性に問題があり、晒し竹や炭化竹に加工する事でその問題点は改善する。煤竹は独特の色(煤竹色)をしており、硬く、耐久性に富むが、入手は困難である。

マダケについでモウソウチクも多く用いられる。モウソウチクは、もっぱら青竹のままで利用される。

別府竹細工日田の竹箸などの竹工芸の盛んな大分県は、マダケの面積、生産量とも全国一のシェアを占めるとともに、竹材業者も多いため、加工された素材も入手が容易である。

伝統的工芸品

経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されている竹工品には以下のものがある[1]

脚注

  1. ^ 業種別一覧 伝統工芸青山スクエア

関連項目

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