神話・伝説の亀とは? わかりやすく解説

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神話・伝説の亀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 04:57 UTC 版)

カメ」の記事における「神話・伝説の亀」の解説

カメ地域民族によっては信仰の対象とされる中国文明影響下の東アジア文化圏では、霊獣四神一つとして玄武があり、北方守護するとされた。脚の長い亀に巻き付いた形で描かれることが多いが、尾がとなっている場合もある。先述のように古代中国ではカメの甲羅用いて神託儀式行っていた。『史記中にも神聖な亀について一書がある。 バラモン教による古代インド人々宇宙観では、複数大地からなる我々の世界は3頭の巨象支えられ、その巨象たちは1頭の大亀支えられている。そしてさらには、その大亀は1匹の未曾有の体躯を持つ大蛇の上乗っている [要出典]。ヒンドゥー教の時代ヴィシュヌ信仰盛んになる先の大亀はその化身であるところの大亀クールマであるとされた。世界(その一つ)であるマンダラ山大蛇ヴァースキによって海底沈められようとしたときに、大神ヴィシュヌ大亀の姿となって山を背に乗せ、それによって世界保たれることになったという。また、クールマより古い亀の王アクーパーラも同様、マンダラ山支え偉大な大亀で、本質的に同一である。 ギリシャ神話では変身譚一つとしてケローネー(英語版)の物語がある。ケローネーはニュンペー一人で、ゼウスヘーラーとの結婚式馬鹿にして出席しなかったことから神々の怒りを買い、ヘルメースによって亀の姿に変えられる。「ケローネー」(Chelone)はギリシャ語で「亀」を意味する言葉である。 フランス南部の町タラスコンには、亀に似た怪物タラスク伝説伝わっている。この怪物硬い甲羅に鋭い背鰭ヤマネコの上半身、6本の肢とドラゴンの体を具えている。 日本では亀の登場する伝説として、『浦島太郎』の物語がある。海辺で子供いじめられていた海亀助けた太郎は、この亀によって海底にある竜宮城連れて行かれそこで乙姫からもてなしを受ける。しばらくたって浦島地上へ帰ろうとすると、乙姫は「決し開けてならない」と注意しつつ土産として玉手箱を渡す。浦島地上に戻ると、彼のことを知っている人が誰もつからない。そこで浦島玉手箱開けると、そこから出てきた煙を浴びて浦島老人になってしまう。一般的にはこのような筋として知られているが、典拠によって様々なバリエーションがある(浦島太郎参照)。 別伝であるが、乙姫病気になり、竜宮の王がとなるの肝を手に入れる必要が生じた、という話がある。その際呼び寄せるために、陸に出られるからとカメ使いをする。カメだましてに連れて行くが、途中で理由漏らしが「肝は干してある」というのを信じて逃がしてしまう。カメは罰として甲羅割られたと、これは甲羅形の由来譚である。

※この「神話・伝説の亀」の解説は、「カメ」の解説の一部です。
「神話・伝説の亀」を含む「カメ」の記事については、「カメ」の概要を参照ください。

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