玉手箱とは? わかりやすく解説

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たま‐てばこ【玉手箱】

読み方:たまてばこ

美し手箱。特に、浦島太郎が、竜宮の乙姫(おとひめ)からもらって帰ったという箱。

秘密にして、容易には人に見せない大切なもの

比喩的にすばらしいもの、珍しいものが多くあることをいう。「工芸館技術の美の—」


玉手箱

作者島比呂志

収載図書生存宣言
出版社社会評論社
刊行年月1996.3

収載図書ハンセン病文学全集 第3巻 小説3
出版社皓星社
刊行年月2002.11


玉手箱

作者蔵内成実

収載図書ショートショートの広場 9
出版社講談社
刊行年月1998.1
シリーズ名講談社文庫


玉手箱

作者鳴海丈

収載図書ものぐさ右近酔夢
出版社光文社
刊行年月2002.10
シリーズ名光文社時代小説文庫


玉手箱

作者出久根達郎

収載図書安政大変
出版社文藝春秋
刊行年月2003.8

収載図書短篇ベストコレクション現代小説2004
出版社徳間書店
刊行年月2004.6
シリーズ名徳間文庫

収載図書安政大変
出版社文藝春秋
刊行年月2006.8
シリーズ名文春文庫


玉手箱

作者樋口郁恵

収載図書21人の四季ものがたり
出版社新風舎
刊行年月2005.2
シリーズ名新風舎文庫


玉手箱

作者小手鞠るい

収載図書玉手箱
出版社河出書房新社
刊行年月2007.7
シリーズ名河出文庫


玉手箱

作者石持浅海

収載図書賢者の贈り物
出版社PHP研究所
刊行年月2008.4


玉手箱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/27 14:57 UTC 版)

 
松木平吉『教育昔話 浦島太郎』(1899年)より、浦島太郎が乙姫から玉手箱を受け取る場面(上)、玉手箱を開けて老人となる場面(下)。

玉手箱(たまてばこ)は、「美しい」を意味する「玉」と、小道具を入れておく日本の伝統的な小箱である「手箱」を合わせて作られた言葉で、特におとぎ話の『浦島太郎』に登場する手箱を指す[1]。また、軽々しく開いてはいけない大切な箱のこと。玉匣

もともとは化粧道具を入れるための手箱のこと。「玉櫛笥(たまくしげ)」が玉手箱となった[2]。貴族の女性は、その中に贈り物などを入れて使いの者を走らせて贈答を行うこともあったという。

浦島太郎

一般的な『浦島太郎』の話では、浦島太郎が、龍宮城からの帰りに乙姫から「何があっても絶対に開けてはいけない」と言われて受けとることになっている。そして、約束を破って箱をあけた浦島太郎は、箱から出てきた煙(自分の年が封じ込められていた)を浴びて年寄りになる。

巌谷小波版では、浦島太郎は長男として登場し、玉手箱を開ける理由は子孫作りによる親孝行、すなわち帰郷地での結婚費用の捻出である。したがって玉手箱は、浦島太郎が乙姫との愛を裏切り地上の娘と結婚しようとした時の復讐の手段であったと解釈されることがある[3]

『浦島太郎』は西暦8世紀頃から数々の変更を経た作品である[4]

備考

  • 玉手箱の語が用いられている慣用語として、「開けてびっくり玉手箱」がある(これも浦島太郎の物語から来ている)。
  • 浦嶋神社の宝物には室町期の玉手箱「亀甲紋櫛笥」がみられる(当社公式HP「文化財・宝物」)。

脚注

  1. ^ 玉手箱 コトバンク
  2. ^ 武笠、2007年
  3. ^ 武笠、2007年83頁。大学紀要であり、一般的な解釈ではない可能性もある。
  4. ^ 変遷については福田、永田、阿部(1982年、42 - 44頁)が端的にまとめている。詳細は他の専門書を参照。

参考文献

関連項目


玉手箱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 23:36 UTC 版)

モフ☆モフ」の記事における「玉手箱」の解説

メルたちが現代帰った数日後お姫様元に届いた中にはモフノーズアルミホイル、サラリラップ入っていた。

※この「玉手箱」の解説は、「モフ☆モフ」の解説の一部です。
「玉手箱」を含む「モフ☆モフ」の記事については、「モフ☆モフ」の概要を参照ください。

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