神屋町 (福岡市)とは? わかりやすく解説

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神屋町 (福岡市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/20 14:42 UTC 版)

日本 > 九州地方 > 福岡県 > 福岡市 > 博多区 > 神屋町
神屋町
神屋町、築港本町交差点より南の眺め
神屋町の地図
神屋町
神屋町の地図
神屋町
神屋町 (福岡県)
神屋町
神屋町 (日本)
北緯33度36分3.4秒 東経130度24分13.2秒 / 北緯33.600944度 東経130.403667度 / 33.600944; 130.403667
日本
都道府県 福岡県
市町村 福岡市
博多区
面積
 • 合計 6.44 ha
人口
(2023年(令和5年)3月末現在)[1]
 • 合計 1,879人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
812-0022[2]
市外局番 092
ナンバープレート 福岡

神屋町(かみやまち)は、福岡県福岡市博多区地名。現行の行政地名は 神屋町住居表示実施済)[3][4]。面積は6.44ヘクタール[5]。2023年3月末現在の人口は1,879人[1]郵便番号は812-0022[2]

地理

福岡市の都心とされる中央区天神の北東約1キロメートル、博多区の北西部に位置する。北東で大博通りを挟んで 大博町 たいはくまちと、南東で 奈良屋町 ならやまちと、南西で 対馬小路 つましょうじと、北西で那の津通りを挟んで 築港本町 ちっこうほんまちと隣接している。近世以来の博多商人の町である[3]

都市計画

神屋町を含む地区の都市計画における位置づけについては、2012年(平成24年)12月21日に策定された『第9次福岡市基本計画』[6][注釈 1]の「都市空間構想図」において、「都心部」[注釈 2]に含まれている。都心部のなかでも特に天神渡辺通地区、博多駅周辺地区、ウォーターフロント地区(博多ふ頭及び中央ふ頭)の3地区が都心部の核とされており、神屋町を含む地区はその3地区に囲まれている。「福岡市都市計画マスタープラン」[8]において定められた方針については次のとおりである。交通ネットワークとして都市の骨格となる那の津通りの沿道や幹線道路である大博通りの沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「都市軸」や「沿道軸」に位置付けられている。市街地のエリアとしては、住宅を中心に歴史、伝統、文化が息づき、都心機能を支援する業務施設、商業施設が共存する「複合市街地ゾーン」に位置付けられ、職住が調和した複合市街地づくりと良好な街並みの形成、歴史的景観を保全、創造するための歴史的街並みづくりなどがまちづくりの視点とされている。用途地域は町内の全域が商業地域に指定されている[9]

語源

町名は博多の豪商 神屋宗湛 かみやそうたんによる[3]

歴史

町域の変遷

現在の地名は、1966年昭和41年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである[3]

住居表示実施後 実施年月日 住居表示実施前
神屋町 1966年(昭和41年) 千年町二丁目並びに大浜町三丁目、同四丁目、石城町一丁目及び同二丁目の各一部

人口

神屋町について、それぞれ人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[1]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

主な施設

公共・公益施設

教育施設

町内に公立の小・中学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[11]

名所・旧跡

交通

道路

主な幹線道路は次の通り。

都市高速道路

都市高速道路としては福岡高速環状線が町域の北西側及び北東側に通っており、町外ではあるが、最寄りの出入り口としては次のものがある。

県道

県道の主要なものは次のとおり。

幹線道路以外の市道

町内の市道には、歴史的な由来や地域の特性などに基づいた愛称付きの区画道路がある[12]。 {{columns-list|2|

鉄道

町内に鉄道は通っていないが、最寄りの鉄道駅福岡市交通局が運営する地下鉄の次の駅で、近くにあり利便性が高い。

バス

バスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、次の停留所がある[14]

  • 大博通り沿い:神屋町、石城町

脚注

注釈

  1. ^ 『第9次福岡市基本計画』が2012年(平成24年)12月21日に策定されたときは、目標年次が2022年度末(令和4年度末)とされていたが、令和5年2月20日の市議会の議決を得て、2年延期された[7]
  2. ^ 「都心部」は具体的には東は御笠川、南は百年橋通り、西は大正通りに囲まれた地域とされている[8]
  3. ^ 所在地:神屋町4番 北緯33度36分0.5秒 東経130度24分12.4秒 / 北緯33.600139度 東経130.403444度 / 33.600139; 130.403444、公園種別:街区公園、面積:1,204m2、開園年度:1958[10]
  4. ^ 所在地:神屋町4番、那の津公園内 北緯33度35分59.78秒 東経130度24分12.53秒 / 北緯33.5999389度 東経130.4034806度 / 33.5999389; 130.4034806
  5. ^ 路線名:神屋町454号線 北緯33度36分3.6秒 東経130度24分13秒 / 北緯33.601000度 東経130.40361度 / 33.601000; 130.40361[13]
  6. ^ 路線名:奈良屋町451号線 北緯33度36分0.3秒 東経130度24分16秒 / 北緯33.600083度 東経130.40444度 / 33.600083; 130.40444}[13]
  7. ^ 路線名:神屋町452号線 北緯33度36分1.1秒 東経130度24分9.4秒 / 北緯33.600306度 東経130.402611度 / 33.600306; 130.402611[13]

出典

  1. ^ a b c 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2023年4月19日閲覧。
  2. ^ a b 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年4月19日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
  3. ^ a b c d 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、415, 1512頁。ISBN 4-04-001400-6 
  4. ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2023年4月19日閲覧。→別表第1
  5. ^ 福岡市総務企画局企画調整部統計調査課 (2020年10月1日). “令和2年(2020年)国勢調査”. 2023年4月19日閲覧。→1-11/参考/面積、人口密度、人口及び世帯数-公称町別(令和5年1月31日)
  6. ^ 福岡市総務企画局企画調整部企画課. “福岡市基本構想・第9次福岡市基本計画”. 2023年4月19日閲覧。→『第9次福岡市基本計画』(PDF)の48、56ページ
  7. ^ 福岡市議会事務局議事課. “令和5年/総務財政委員会”. 2023年4月9日閲覧。→第1回定例会→議案第26号/第9次福岡市基本計画の変更について
  8. ^ a b 福岡市都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市. 2023年4月19日閲覧。
  9. ^ 福岡市住宅都市局都市計画部都市計画課. “福岡市Webまっぷ/都市計画情報”. 2023年4月19日閲覧。→利用規約→同意
  10. ^ 公益財団法人福岡市緑のまりづくり協会. “公園等検索”. 2023年4月20日閲覧。→キーワード検索等
  11. ^ 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2023年4月20日閲覧。
  12. ^ 福岡市博多区総務部企画振興課. “博多区の道路愛称”. 福岡市. 2023年4月20日閲覧。→「地域・地図から選ぶ」→「奈良屋地区」
  13. ^ a b c 福岡市道路下水道局管理部路政課. “福岡市路線情報提供システム”. 2023年4月19日閲覧。→利用条件に同意→検索等
  14. ^ 西日本鉄道株式会社. “西鉄バス 路線図”. 2023年4月20日閲覧。 →博多区版→路線マップ(PDF)

関連項目






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