社番について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:27 UTC 版)
京阪バスの車両には、1台ごとに社番と呼ばれる番号が付与されている。現在の社番は1976年に改定されたものであり(それまでは数字のみ)、アルファベット1文字-4桁の数字で構成される。 アルファベットは用途を表す。A:大型・中型路線(ツーステップ。2010年代後半に消滅)および小型ワゴン車(2019年に2台導入) B:大型路線および大型・中型特定輸送専属車(ツーステップ及びワンステップ)・ハイバックシート車(全席二人掛けで補助椅子の設置されているものがある。なお、下述のBタイプ・共通車とは意味が異なり、定期観光バスに使用されることはない) C:大型・中型・小型定期観光・貸切専属車および小型特定輸送用(幼稚園バスはこれに付番されている) E:小型路線(一部を除きツーステップ・リフト付)コミュニティバス向けであるが、一般路線にも走る。 F:小型路線(ノンステップ) H:リムジン・高速・急行専属車および共通車 N:大型・中型長尺および中型路線(ノンステップ) S:中型短尺路線(ワンステップ) U:旧・京阪宇治交通および旧・京阪宇治交通田辺引継ぎ車 W:大型・中型路線(ワンステップ・スロープ付。ただしBに該当するものを除く) なお、細分化される1995年頃までは次の通りであった。A:一般路線車(これには参入当時の高速バスおよび同じく参入当時のリムジンバスも含まれていた) B:共通車(一般路線・定期観光兼用車でメトロ窓ならびに定期観光バス用に準じたロマンスシートが採用されていた。ワンロマタイプの車両である。ただし現在は共通車の投入は廃止した) C:定期観光および貸切専用車 ただし、A-1031号車のように、Cタイプと同じ仕様であっても特定輸送専属車についてはAタイプを名乗っていた。 貸切として使用されるバスは、B・Cタイプの使用が多いが、H・W・Nタイプが使用される場合もある。また、Hタイプのバスのうちリムジンバスおよび一部の昼行路線向けの車両については、運用や配置の都合によりCタイプに変わるものもある(逆の場合もある)。 数字の千位はメーカーを表す。1:三菱ふそう車(ダブルデッカーを除く) 3:日野車(ダブルデッカーを除く) 5:日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)車(ダブルデッカーを除く) 6:いすゞ車(2010年11月に旧・京阪宇治交通移籍車以外では34年振りに導入された) 9:ダブルデッカーまたはその他のメーカー(現在はトヨタ車のみ) 数字の百位はサイズを表す。0〜1:中型(短尺・長尺を含む)・小型・ワゴン車 2〜9:大型(長尺を含む) なお、かつていすゞ製のボンネットバスにC-5002との番号が与えられていた。5000番台が日産ディーゼル製になったのは1999年に入りS-5001・5002が導入された時期である。2010年11月には旧・京阪宇治交通移籍車を除くと京阪バスとして数十年ぶりにいすゞ車が高槻に導入されたが、その際には6000番台が与えられた(N-6200・6201)。 また、旧・京阪宇治交通・旧・京阪宇治交通田辺からの移籍車両に対する車両番号は、両社の番号を引き継いでいたが、2012年4月に京阪バスの社番に変更された(例:旧N2006→U3237に変更)。 百単位の番号がそれぞれのサイズ別で最後の番号(中・小型であれば199、大型であれば999)に達した場合は、再び最初の番号(中・小型は000、大型は200)に戻ることになっている(ただし京阪シティバスを除く)。一例として三菱ふそう製の大型車については、W-1999号車(大津)導入後にW-1200号車(高槻)を導入している。ただし、2019年時点ではX-3000とX-9000が欠番となっている。
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