社礼頭一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 18:38 UTC 版)
「CYBORGじいちゃんG」の記事における「社礼頭一家」の解説
社礼頭毒郎(しゃれこうべ どくろう) 軍事兵器用サイボーグを開発しようとしている科学者。77歳。かなりボケが進行しており毎回Gちゃんに返り討ちにあうマヌケな敵役である。若い頃は陸軍技術研究所の技師で喜由の許嫁であり、時次郎の上官だった。終盤のシリアス展開では、Gちゃんが誤って捨てた若返り薬「強力若人G」を拾って飲んだことで若返り、過去の能力を取り戻して覚醒する。なお、そのときの彼の姿は黒マントと白抜きのドクロが描かれた黒い服を着用していた。 過去の能力を取り戻した際には、鼻息や瞬きの風圧で高層ビルを倒壊させ、地団太を踏んだだけで新宿区全体を揺らすなどの凄まじいパワーを手に入れた。更に奥の手として、全身の排気口から暴風を放ち人工的に竜巻を作り出すなどの技も使用可能。 過去、悪の天才でもあり、時次郎に負けず劣らずの美男子でもあった。しかし、喜由を時次郎に奪われた際に顎に時次郎のロケットパンチをヒットされたことを契機として、知能が低下してろくな改造人間が作れなくなり(失敗作の被験者一名が説明シーンにて確認される)、ヤケ食いで太り、勉学に励み過ぎて近眼になり、みるみる髪は抜け落ちる、殴られたあとのコブが変形して頭が尖るといったさまざまな不幸に見舞われた結果、現在の姿となった。そのせいで回想シーン、ギャグシーンでは開発しているサイボーグのレベルに格段の差がある、Gちゃんの解剖図が幼稚園児の描いた絵風の想像図であるなど時次郎との落差が描かれることが多く、見得を切る際にはズボンのチャックが開いているなどバカであることが強調されているが、現在でも女子大の教授を務められるだけの知能は有しており、安全第一号やグレテンダーなど自律型ロボット兵器も開発するなど科学者としての能力を完全に失ったわけではない。またサイボーグハンターとしての実績のないゼットをあっさり切り捨てるなど人を見る目も確かである。 最終的にGちゃんに倒され、元のバカなジジイに戻った挙句サイバーボディを失い、ゼンマイ動力とゴム動力でやっとこ50馬力という(このほか食事も摂る)劣悪な性能の「はたらくサイボーグ社礼頭」に成り果て東京の復興に従事することとなる。それなりの財産を有していた描写があるが、破産したのかどうかは不明。口癖は「だべ」(老若共通)。オレンジジュースが好物である模様。 社礼頭否作(しゃれこうべ いなさく) 毒郎の孫。中学生でありながら、ミニ四駆に夢中になっており、それでいて生徒会長も務めている。選挙に勝利したのは毒郎と共同開発した洗脳メガホンの力によってであり、洗脳から覚めた女生徒たちには露骨に嫌われている。哀のことが好きだが、初めて会った時以来嫌われている。祖父と違ってシリアス展開でもマヌケなままであり、祖父の急変についていけずおろおろしていた。祖父同様、頭が尖っている。祖父が破滅した後も一緒に暮らし、東京の復興に従事する祖父に弁当を作っている。
※この「社礼頭一家」の解説は、「CYBORGじいちゃんG」の解説の一部です。
「社礼頭一家」を含む「CYBORGじいちゃんG」の記事については、「CYBORGじいちゃんG」の概要を参照ください。
- 社礼頭一家のページへのリンク