石田小鳥及びその仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:00 UTC 版)
「QP (漫画)」の記事における「石田小鳥及びその仲間たち」の解説
石田 小鳥(いしだ ことり) 本作の主人公。固太りの巨体であり、顔には小学校高学年の頃から大きな三条の傷跡がある。桃花中→梵天高中退。幼少時から桁外れの身体能力を有し、小学校では校長をイスで殴って気絶させ頭に「うんこ」と落書きする(この事件で担任教師が心労で長期休暇を取る)、自動車を盗んで涼と共にドライブするなど様々な伝説を残す。常にドカジャンを身に着けている。父親は彼が生まれてすぐに他界し、母親の手で育てられる。 前髪が癖毛であることから「キューピー」と呼ばれ、喧嘩においては自称「暴力大魔王」の名のとおり圧倒的な力を発揮し、作中のタイマンでは一度も敗北していない。その怪力たるやパンチでコンクリートに亀裂を走らせ、蹴り一発で扉を蝶番から引き千切るほど。中学時代はその巨体と腕力にモノを言わせ暴れ回っていたが、後に出会う上田秀虎とのタイマン(勝負は小鳥の勝利。)の影響で暴力の空しさに気付き、そこから抜け出そうとするが、親友の我妻涼が引き起こした「壱年連合事件」に巻き込まれ、少年院に送致される。その後は改心し、出所後は親元を離れてアパートで一人暮らしをしながらガソリンスタンドや夜間の道路工事の検問などのアルバイトに励み、自分の幸せを見つけようと奮闘している。裏社会へ踏み込んでいく涼を心配し、彼を真っ当な世界に引き戻そうと腐心している。SMOKE-Sとの抗争では、敵のボスとタイマンを張り、勝利する。その後、涼とは決別し、お互い別々の道を歩むことを決意した。 奈良岡 常吉(ならおか つねよし) 小鳥の親友。桃花中→梵天高中退。通称「ツネ」。鼻の頭に傷がある。当初小鳥を敵視しており、こっぴどく返り討ちにされてもしつこく挑んで来るため、馬鹿扱いされていた。学校の帰りに交通事故に遭ったが、小鳥と涼が病院に見舞いに行ったため、それをきっかけに打ち解ける。ロックンロール好きであり、高校中退後はロッカーを目指すべく東京へ旅立ち、インディーズバンドで成功を収める。 鈴本 幸三(すずもと こうぞう) 小鳥の親友。桃花中→梵天高中退。左目の上の傷は小学校時代に黒谷に彫刻刀で切り付けられたもの。父親が亡くなり、高校を中退した後は2人の兄(幸一、幸次郎)とともに家業である大工の仕事を継ぎ、中学校時代の同級生と結婚して子供をもうけている。仲間内では一番の常識者で、涼も家庭環境でシンパシーを感じ、現在でも彼の言葉にはそれなりに耳を傾けてはいる。 山岡 金四郎(やまおか きんしろう) 小鳥の同僚。浅ヶ沼高校出身。小鳥と同い年。漫画家になることを夢見て投稿を続けており、ついに夢を叶える。 野口(のぐち) 小鳥の同僚。汗かきで肥満体の眼鏡の大食漢。小鳥の優しさをいち早く見抜き、彼を「親分」と呼ぶようになる。 サブロー 浅ヶ沼高校出身。金四郎やター坊とは同い年であり、中学校からの付き合い。仮面ライダーフリークで、大量のフィギュアを集めている。高校時代に小鳥に殴られている。 トオル 小鳥の同僚。17歳。不良仲間とつるんで悪さをしていたが、両親を交通事故で亡くしてからは足を洗い、妹を一人前に育てることを心に誓う。かつての不良仲間である潮岡たちに嫌がらせを受けていたが、小鳥が彼らを返り討ちにしたため、彼を「アニキ」と呼ぶようになる。 ター坊 浅ヶ沼高校出身。クリーニング店の跡取り。金四郎やサブローとは同い年。外見はどこからどう見てもチンピラそのものであり、本人曰く「オレはパンクロックなクリーニング屋」とのこと。「仁義なき戦い」フリークであり、この街の裏社会事情に詳しい。
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