皇室に関する発言とは? わかりやすく解説

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皇室に関する発言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:32 UTC 版)

西尾幹二」の記事における「皇室に関する発言」の解説

皇室現状憂慮しており、皇太子徳仁親王に対して月刊誌『WiLL』2008年5月号から「皇太子さまに敢えて忠言申し上げます」と題して連続的に執筆おこなった。これらの論考実質的に皇太子徳仁親王妃雅子についての問題扱ったものであった。「雅子妃は健康であり、公務欠席しているのは仮病である」と『WiLL』 (「皇太子さまに敢えて忠言申し上げます」)で主張、さらにこの雅子妃問題は、皇室日本的伝統に、安易に欧米価値観侵入させてしまうことの是非問題でもあるとも論じた。 これら一連の論考以外に、「朝まで生テレビ!」(2008年8月30日) 「たかじんのそこまで言って委員会」(2008年8月17日)などのテレビメディアでも繰り返し同様の主張展開した西尾のこの雅子妃への批判的な主張に対しては、『WiLL』(久保紘之など)や『正論』に批判的な論考掲載され[いつ?]、またこれが遠因となって教科書運動憲法論議共同活動した日本会議日本青年協議会らの国民運動団体とも袂を分かつことになった。なお、女系天皇の是非の問題に関しては、男系天皇論を一貫して強力に主張している。皇室論では、橋本明明仁上皇同級生)とも対談している。 皇室論をタブー視していた言論界西尾があえてそれに踏み切った意志背景には、かつて西尾私淑していた三島由紀夫皇室論のタブーに少しも怯まなかったことへの深い敬意影響している。それは三島の提唱していたある意味天皇にとって最も過酷徹底していた皇室論のことを指しているもので、三島は、天皇近代的な快適で便利な生活(電話テレビ部屋設置すること)をするのも好ましくない主張し一般セレブのように扱われる皇室三島曰く週刊誌天皇制”)を否定していたことに関連するものである。三島は、「天皇あらゆる近代化あらゆる工業化によるフラストレーション最後救世主として、そこにいなけりゃならない」「天皇というのは、国家エゴイズム国民エゴイズムというものの、一番反極のところにあるべきだ」「天皇尊いんだから、天皇が自由を縛られてもしかたがない。その根元にあるのは、とにかく“お祭”だ、ということです。天皇がなすべきことは、お祭お祭お祭お祭、――それだけだ」 と述べ天皇にとって最も重要なのは、新嘗祭などの古来からの宗教性神聖であり、日本の「西欧化宿命」「世俗化宿命」と闘う最後悲劇意志象徴として皇室最後トリデ)というものを理想にしていた皇室論で、明治維新二・二六事件時のような革命象徴にもなりえる天皇というものを想定していたものである。 なお『WiLL』2008年8月号で「これが最後皇太子さまへの御忠言」にて、会田雄次1968年語った「いまの皇太子上皇明仁)は、あんな不自由な寒くてしょうがないところはいやだといって都ホテルへ泊まられるのですよ。この点は、訓練相違もあるんでしょう。これは大きな問題だと思うのです」を引用しているが、宮内庁報道室から当時資料からはそのような事実はないとの注意受けて訂正求められ著書皇太子さまへのご忠言」(84ページ)でその旨記している。

※この「皇室に関する発言」の解説は、「西尾幹二」の解説の一部です。
「皇室に関する発言」を含む「西尾幹二」の記事については、「西尾幹二」の概要を参照ください。

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