皇室に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 19:45 UTC 版)
大正天皇の侍従から宮内大臣まで、一貫して宮内省の要職を歴任し、宮中の機密に関わった父・松平慶民の日記は、遺命に従って、表紙のみを残して処分したと云う。松平は云う、「父は、皇族方にとつては、一番怖い存在で、殿下方にお小言を申し上げる専門職であつた。父は、皇室は道義の中心でなくてはならないと考へて、殿下方に対しては、その御意見番を以て自ら任じてをりました」と。 「戦後父親の没後より今日に至るまで、皇室の御在り方、御行く末の御事共を憂慮、懊悩して、事ある毎に側近要路の方々に対し、如何やうに思はれやうとも、意に介すること無く、進言して憚らないのは、両親が私に対して施した、皇室に対し奉る生涯教育のしからしめる結果でもあらうか」と語っている。
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