白バス
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白バス(しろバス)は、スウェーデン赤十字社とデンマーク政府により1945年春に実施された強制収容所の収容者をナチス・ドイツ支配地域から中立国のスウェーデンへ救出する計画に関する事項である。当初、この計画はスカンディナヴィア諸国の民間人を対象としていたが、直ぐに拡大されて他の国々の民間人もその対象に加えられた。
- ^ “Specifikation över antal räddade/transporterade med de Vita bussarna ("Specification of the number of rescued/transported by the White Buses” (Swedish). Swedish Red Cross. 2008年7月15日閲覧。
- ^ Ottosen, Kristin (1995) [1990] (Norwegian). Liv og død - Historien om Sachsenhausen-fangene (2nd ed.). Oslo: Aschehoug. ISBN 82-03-16484-6
- ^ Report from the Swedish Red Cross of number of prisoners rescued by the "white buses" (PDF)
- ^ Readers letter in the Norwegian newspaper Aftenposten by Bjørn Egge, Wanda Heger (civil interned), Odd Kjus, Kristian Ottosen and Stig Vanberg (Norwegian)
- ^ Article in the Norwegian newspaper Aftenposten by Bernt H. Bull (Norwegian)
白バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 04:44 UTC 版)
自家用バスの場合、一部過疎地で運行されている自治体による路線代替バス・身体障害者や要介護者等を対象とするNPO法人等による移送サービスを除き、有償運送は形態と問わず禁止である。 日本のバス事情について知識がない外国人等を相手に、公然と白ナンバーの自家用バスで、無許可のまま観光客を乗せて有償ツアーを運行する行為が見受けられるが、これは白バスと呼ばれる違法行為である。この呼び方は、ナンバープレートが事業用バスの緑ナンバーに対して、自家用バスは白ナンバー(白地緑文字)であることに由来する。白バスは道路運送法で定める輸送の安全と利用者の保護のための措置が担保されてないだけでなく、事故が生じた際の責任の所在が不明で、保険も自家用バス向けの保険では違法な白バス行為と認定された時点で補償の対象外のため、利用者に対する補償等の救済処置はない。そもそも保険にすら加入していない可能性もある。さらに白バスは、旅客の有償運送をする場合に必要な大型二種免許を取得していない運転手が運転しているケースも多い。 また、企業、学校、施設の送迎バスにおいては、バスの利用対象が企業の従業員、学校の生徒、施設の利用者など限定的なもので、たとえ燃料代や有料道路通行料の経費徴収であったとしても、家族や身内でない限りは不特定多数の利用者と解釈されるので、利益を前提としない経費徴収も含めて有償運送となる。よって自家用バスでの送迎は無料が原則であり、送迎バス利用者から経費を徴収するのであれば、道路運送法に基づく許可を得て正規に貸切バスとするか、前述のように地元のバス会社かタクシー会社に管理委託するのが望ましい。 また、たとえ運賃をとらなくても観光案内を兼ねた輸送は禁じられている。ホテルや学校などで所有する自家用バスで送迎をする場合、最寄り駅から最短ルートでの運送が原則で、不必要な遠回りは観光地案内とみなされるので注意が必要である。
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