由縁の地とは? わかりやすく解説

由縁の地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 11:41 UTC 版)

竹取物語」の記事における「由縁の地」の解説

日本各地竹取物語由縁の地と名乗る地域があり、竹取物語かぐや姫)をテーマにしたまちづくりを行っている。また以下の7市町市町村コード順)では「かぐや姫サミット」という地域間交流定期的に開催されてはいるものの、行政間での繋がり交流であり、直接竹取物語舞台」だということこだわったサミット」を行っているのではない。これら地域は、上記記されたような地名起源説などは無く竹林の関係や天女伝説地、地名に「竹原」とある等の関係からであって物語発祥こだわった団体ではない。 静岡県富士市富士山縁起」という富士山伝説霊験等を記した史料静岡県富士宮市富士市といった富士山南麓の各寺社伝来しており、かぐや姫最後に月に帰るではなく富士山に登って消えていくという構成となっている(「富士山とかぐや姫」を参照)。諸本により「かぐや姫」の表記異なり赫夜姫」「赫屋姫」「赫耶姫」等が確認され富士市山麓にある竹林由来としている。祭神木花咲耶姫かぐや姫のモデルだとする説もあるが、祭神木花咲耶姫擬するのは近世からともされる京都府向日市 竹の子の里であり孟宗竹が多い。孟宗竹江戸時代からのものである奈良県広陵町 竹取の翁は「讃岐の造(さぬきのみやつこ)」と呼ばれていることから、竹取物語舞台大和国広瀬郡散吉(さぬき)郷(現奈良県北葛城郡広陵町三吉)と考えられている。また、かぐや姫求婚をした5人の貴族住んでいたと想定される藤原京から十分通える距離であり、「竹取物語ゆかりの神社」と称する讃岐神社鎮座している。 岡山県真備町(現倉敷市広島県竹原市 香川県長尾町(現さぬき市鹿児島県宮之城町(現さつま町かぐや姫サミット以外の市町村 滋賀県長浜市木之本町辺り 日本最古羽衣伝説舞台となった余呉湖や、背後の山の字名が「香具山」と呼ばれる伊香具神社(いかぐ)、石作の皇子連想させる石作神社、月を連想させる高月町といった、竹取物語登場する事物関係するような神社地名多数点在するまた、かぐや姫求婚をした5人の貴族住んでいたと想定される近江大津京から、馬を乗り継ぐ等すれば通えなくはない距離である。 京都府八幡市 京都府長岡京市 奈良県高取町 古代歴史舞台である飛鳥藤原京の南に位置する高取山は、中世には高取城そびえたち、現在も立派な石垣残っている。この高取山が、竹取の翁住んでいた場所だという説がある。鎌倉時代に僧・仙覚が、江戸時代にも国学者契沖が、「竹取」は「タカトリ」と読み高取山が竹取説話の舞台であるという説を唱えている。

※この「由縁の地」の解説は、「竹取物語」の解説の一部です。
「由縁の地」を含む「竹取物語」の記事については、「竹取物語」の概要を参照ください。

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