産業遺産情報センター
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「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の記事における「産業遺産情報センター」の解説
登録時の条件とされた強制徴用を含む産業遺産の歴史を伝えるガイダンス施設として、内閣官房が東京都新宿区若松町に「産業遺産情報センター(英語:Industrial Heritage Information Center)」(北緯35度41分59.11秒 東経139度42分55.58秒 / 北緯35.6997528度 東経139.7154389度 / 35.6997528; 139.7154389 (産業遺産情報センター))を開設した。2020年(令和2年)3月31日に開所式を行い、翌4月1日から公開予定であったが、新型コロナウイルス感染症の流行のため当面休館となり、6月15日から一般公開される。 ここでの展示内容は、世界遺産構成資産の紹介に留まらず、日本の近代産業史全般におよび、時期の下限も大正・昭和に至っている。世界遺産条約第5条にある「文化遺産及び自然遺産の保護、保存及び整備の分野における全国的、または地域的な研修センターの設置」という条文に基づき、世界遺産センターとして各世界遺産毎にビジターセンターが設置されているが、明治日本の産業革命遺産は構成資産が多地域に分散するシリアルノミネーションのためガイダンス施設を一ヶ所に集約することが難しく、構成資産がない東京に開設されたことから、名称を含め従来の世界遺産センターとは異なる位置づけとなる。 建物は1978年(昭和53年)築の総務省第二庁舎別館(統計研修所)の一部を改修したもので、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の4階建。建築面積1,081㎡、延べ面積2,781㎡。この内、1・2階部分を利用。運営は(財)産業遺産国民会議で、初代センター長に加藤康子が就任。 開館時間/10:00~17:00(入館は16:30まで)。休館/土・日曜日、国民の祝日および年末年始。入館無料。なお、当面の間は一日三回(10:30/13:30/15:30)から選択する事前予約制とし、希望来館日の3営業日前までの申込みを電話・ファックス・Eメールで受け付ける。 〔アクセス〕大久保通り(東京都道433号神楽坂高円寺線)に面した庁舎正門からは入場できない。都営大江戸線若松河田駅河田口がある東京都道302号新宿両国線支線を新宿方面(地上出口の信号を渡り左方向)へ進み、新宿区若松町特別出張所(若松地域センター)と新宿区立余丁町小学校の間の路地に入り、小学校北側の角にある通用門から入場する。自動車・バイク・自転車の乗り入れ不可。バリアフリー車椅子対応。若松河田駅から徒歩約5分。
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