璽とは? わかりやすく解説

しるし【印/標/証】

読み方:しるし

他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などで表したもの。目じるし。「非常口の—」「持ち物に—をつける」

抽象的なものを表すための具体的な形

㋐ある概念象徴するもの。「平和の—の」「純潔の—の白い衣装

㋑(証)ある事実証明するもの。証拠になるもの。「見学した—にスタンプを押す

㋒(証)気持ちを形に表したもの。「感謝の—に記念品を贈る」「お近付きの—におひとついかがですか

所属家柄などを表すもの。記章・旗・紋所など。「会員の—」

(「璽」とも書く)

官印印綬押し手

未だ—及び公財を動かさしめず」〈今昔一〇・三〉

三種の神器の一である、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)。神璽(しんじ)。

今天皇のみ—を上(たてまつ)るべし」〈允恭紀〉

結納(ゆいのう)。

「—を厚く調へて送り納(い)れ、良き日をとりて婚儀(ことぶき)を催しけり」〈読・雨月吉備津の釜

[下接語] (じるし)合い印家印糸印馬印笠標(かさじるし)・風標(かざじるし)・木印袖標(そでじるし)・爪(つま)印・苗標(なえじるし)・荷印墓標(はかじるし)・旗印・船(ふな)印・星印無印目印矢印(やり)印


じ【璽】

読み方:じ

常用漢字] [音](慣)

印章。特に、天子天皇の印。しるし。「印璽御璽(ぎょじ)・玉璽国璽神璽

名のり]しるし


じ【璽】

読み方:じ

印章。特に、天子印章

三種の神器の一。八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)。

「剣、—、内侍所わたし奉らるるほどこそ」〈徒然二七


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 01:19 UTC 版)

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(じ)とは、印章の一種。

概説

本来は印章一般を広く指す言葉であったが、始皇帝により、皇帝の印章を指す言葉として使われるようになった。

その後、日本においても、天皇の印章を指す言葉として使われるようになる。

また、日本においては三種の神器の1つである八尺瓊勾玉を「璽」とし、「」である天叢雲剣と併せて「剣璽」と呼ぶ。

関係項目

外部リンク


出典:『Wiktionary』 (2020/10/12 09:46 UTC 版)

発音(?)


熟語


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