現実世界での女装とは? わかりやすく解説

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現実世界での女装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:55 UTC 版)

男の娘」の記事における「現実世界での女装」の解説

図5:コミケ男性更衣室登録者数2008夏、  2009夏。『東方』は2日目ブリジット前後し一般向けの漫画女装少年が再び注目されるようになっていた。志村貴子放浪息子』(2002年)・宮野ともちかゆびさきミルクティー』(2003年)・塩野干支郎次ブロッケンブラッド』(2003年)・畑健二郎『ハヤテのごとく!』2004年)や、遠藤海成まりあ†ほりっく』(2006年)などである。 バイセクシュアルである私は、セクシュアルマイノリティに関するホームページ毎日のように読み漁っていた。そんなネットサーフィン繰り返す中で、ポップにデザインされ一際目立つモカテキストサイト「Minky House*」に偶然たどり着いた。〔……〕Minky House*の掲示板には、ゲイレズビアン女装子など、多種多様な若い世代集まっていた。 〔……〕数年後、「プロパガンダ」という日本最大級女装イベントがあることを、インターネット経由知った。今、女装界隈で最も熱いイベントだという。ホームページスタッフ見て、私は少なからず驚いたオーガナイザーは、あのモカではないか川本 2014, pp. 1516放浪息子』と『ゆびさきミルクティー』の主人公は、自分男性ジェンダー違和感持っており、「女の子になりたい」と願う少年であった吉本らは、これらが「かわいくなりたい」「女装したい」と考え三次元の男性影響与えた考察している。またタレント大島薫のように、二次元女装少年憧れる形で女装願望を抱くようになった男性存在していた。来栖は、子供のころ読んだ少女少年』(前述)などの影響受けて女装始めた者も多かったようだと述べている。2007年一迅社から初心者向けの女装指南本『オンナノコなりたい!』が発売されると、内容的に目新しいものがなかったにかかわらず話題呼んだそれまで女装文化興味のなかった層が、女装情報求めるようになっていたのである。そこへ『オトコの娘のための変身ガイド』(2008年遊タイム出版)など、数多く入門書続いた二次元三次元のボーダレス化は着々と進行した2007年一迅社から『オンナノコなりたい!』という女装指南書発売されベストセラーになる。この本が二次元三次元の女装を繋ぐターニングポイントとなった。 —川本 2014, p. 142強調引用来栖椿は、『東方Project』シリーズ1996年 - 、上海アリス幻樂団)の影響大きかったことを指摘している。ニコニコ動画本格運用始まり、『東方』はVOCALOIDアイドルマスターと並ぶ「御三家」の一角として、2008年ごろから爆発的なブームとなっていた。『東方』の男性コスプレイヤー急増したが(図5)、ほとんどの『東方キャラクター少女の姿をしていたのである椿は、『東方』の人気女装という行為普遍性与えた述べている。 2007年8月秋葉原女装メイド喫茶雲雀亭(ひばりてい)」が開店する2003年ごろにブレイクしたメイド喫茶ブーム陰り見え始めていた時期のことで、非常設企画店舗であったながら、オープン当初から入店3時間以上待ちの状態が続き最盛期には6時待ち行列ができた。これがロイター通信によって報じられ世界中日本女装文化知られるうになる日本における女装文化歴史古くトランスジェンダーなどの女装者ももともと存在していた。彼らマイノリティの側も、女装ビジネス二分するように動いた。「雲雀亭」の開店と同じ2007年8月モカというトランス女性により、定期開催女装イベントプロパガンダ」が立ち上げられる第1回会場新宿二丁目にある収容人数50人の店であったmixiコミュニティでの告知から始まったプロパガンダ」は、回を追うごとに参加人数膨らんでいき、やがて国内最大規模女装祭典へと成長していく。

※この「現実世界での女装」の解説は、「男の娘」の解説の一部です。
「現実世界での女装」を含む「男の娘」の記事については、「男の娘」の概要を参照ください。

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