点字の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 05:29 UTC 版)
1670年 イタリアのフランチェスコ・ラナ・デ・テルツィが点と線の組み合わせでアルファベットを表す記法を考案。 1819年 シャルル・バルビエ・ド・ラ・セールが、アルファベットを12の点の配列で表す軍用の「夜の文字」を考案し、フランス学士院・パリ大学・パリ盲学校に提出。 1821年 バルビエの点字がパリ盲学校で採用される。 1825年 ルイ・ブライユが6点式点字を開発。アルファベット、アクセント符号、句読符号、数学符号などを表す63の組み合わせを完成させる。当初は主に楽譜(点字楽譜)の表記に使われ、文字として広まるのは少し遅くなった[要出典]。 1854年 ブライユ式点字がパリ盲学校で正式に採用される。 1890年 石川倉次の考案した日本語の6点式点字が、東京盲唖学校で採用される。 1901年 日本式点字が官報に公表される。 1922年 大阪毎日新聞社(現 : 毎日新聞社)が「点字大阪毎日」(現 : 点字毎日)を発刊する。商業新聞としては日本唯一の点字新聞として現在も発行中である。 1926年 点字による衆議院選挙の投票が改正衆議院議員選挙法(普通選挙法)施行令の公布により認められる。 1940年 日本盲人図書館(現 : 日本点字図書館)が開設される。 1949年 同志社大学が日本で初めて点字による受験を認める。 1966年 点字表記法の制定機関として「日本点字委員会」が発足。 1975年1月20日 日本共産党中央委員会が点字の機関紙「点字『赤旗』」を創刊。政党紙では日本唯一、2022年現在も発行中である。 2016年 個人番号カードの交付希望者に対して、希望者のみ点字が付記される。
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