漢意とは? わかりやすく解説

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から‐ごころ【漢心/意】

読み方:からごころ

中国的なものの考え方中国の文化心酔し、それに感化され思想を持つことを、江戸時代国学者批判的にいった語。→大和心(やまとごころ)

「—とは、漢国(からくに)のふりを好み、かの国を尊ぶのみをいふにあらず」〈玉勝間・一〉


漢意

読み方:カラゴコロ(karagokoro)

中国国風感化されさかしらな心


漢意

読み方:カラゴコロ(karagokoro)

漢籍学んで中国国風心酔感化された心。

別名 漢心


漢意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 14:35 UTC 版)

漢意(からごころ)は、本居宣長が提唱した国学における思想概念・批評用語の一つで、大和魂対義語として定義される[1][2]同義語として「漢籍意」や「漢国意」などもある[3]唐心(からごころ)」の意でもある[要出典]


注釈

  1. ^ 注釈書に『源氏物語玉の小櫛』があり、歌論書に『石上私淑言』がある。
  2. ^ いわゆる「もののあはれの説」である。
  3. ^ 具体的には市川匡麻呂藤貞幹上田秋成との論争において、「漢意」が批評語として機能しているという[13]

出典

  1. ^ デジタル大辞泉『漢意』 - コトバンク
  2. ^ ブリタニカ国際大百科事典『大和魂』 - コトバンク
  3. ^ 田中康二 (2006), p. 46.
  4. ^ 本居宣長記念館 (2022), p. 72.
  5. ^ 本居宣長記念館 (2001), pp. 207–208(山下久夫「漢意」)
  6. ^ 田中康二 (2005), p. 195(初出:田中康二 2004
  7. ^ 日野龍夫 (1983), pp. 515–516.
  8. ^ 田中康二 (2005), p. 191(初出:田中康二 2004
  9. ^ 田中康二 (2005), p. 213(初出:田中康二 2004
  10. ^ 田中康二 (2017), pp. 26–30.
  11. ^ 田中康二 (2006), p. 47.
  12. ^ 子安宣邦 (1992), p. 45.
  13. ^ 田中康二 (2005), pp. 200–206(初出:田中康二 2004
  14. ^ 田中康二 (2005), p. 206(初出:田中康二 2004
  15. ^ 田中康二 (2005), p. 219(初出:田中康二 2004
  16. ^ a b c 田中康二 (2016), pp. 320–325.


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