海底火山の活動による地形の変化とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 海底火山の活動による地形の変化の意味・解説 

海底火山の活動による地形の変化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 05:40 UTC 版)

西之島」の記事における「海底火山の活動による地形の変化」の解説

画像提供依頼1972年以前西之島(旧島)の写真画像提供をお願いします。(2022年7月西之島(旧島)は4,000メートル級の山体を持つ海底火山火口縁がわずかに海面上に現れ部分にあたる。1972年以前は、西之島面積0.07平方キロメートル南北650メートル東西200メートル細長い島だった。この海底火山噴火記録はなかったが、1973年に「有史以来初めて」(気象庁による表現人類観測史においてはの意)噴火し大量溶岩流火山噴出物海面上まで堆積して西之島付近に新し陸地形成した。この陸地は「西之島新島」と命名され当時は「新島ブーム」とマスコミ報道されるなど大きな話題呼んだ西之島東南側の火山体の火口は、1911年測量では深さ107メートルあったが、この噴火により50メートル未満まで浅くなった。 1年に及ぶ噴火終息すると、新島南側からの波で強い侵食を受け、最初数年年間60 - 80メートル速さ海岸後退した新島は波で削られ失われ火口標高52メートルの丘も消失したが、削られ土砂が波で運ばれ湾内堆積した堆積速さ侵食上回ったため、侵食されながらも面積増加した1982年には湾の一部が海から切り離されて湖になり、1980年代通して堆積続け1990年頃には湾口無くなり完全に一体化。旧島北端頂点とした、釣り鐘のような四角形状の島になった形状安定する面積減少転じ1999年時点での新島部分面積0.25平方キロメートル、最高標高は15.2メートルである。旧島部分含めた西之島全体面積は0.29平方キロメートル、最高標高25メートルであった2003年時点で島の大きさは、東西760メートル南北600メートル程で、安山岩主体としていた。 島の付近では数年おきに海水変色蒸気吹き上げ観測されていたが、2013年には旧火口西方出来た火口噴火し40年ぶりに新し陸地形成した1973年2013年どちらも当初西之島から海面隔てた別の島」であったが、溶岩噴出堆積進んで西之島一体化している。2013年の噴火1973年噴火比較して溶岩流出量が非常に多く1973年噴火による堆積水深10メートル未満浅瀬広がっていたことにより、島の急激な成長繋がった一連の活動2020年時点でなおも継続しており、陸地規模変化するとみられる西之島から噴出しているマグマについて、伊豆諸島の島である三宅島八丈島青ヶ島鳥島などは玄武岩マグマ噴出するが、西之島では大陸地殻似た安山岩マグマ噴出しているため、大陸形成過程の謎を解明する手がかりになるのではと研究者注目している。

※この「海底火山の活動による地形の変化」の解説は、「西之島」の解説の一部です。
「海底火山の活動による地形の変化」を含む「西之島」の記事については、「西之島」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「海底火山の活動による地形の変化」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「海底火山の活動による地形の変化」の関連用語

1
14% |||||

2
6% |||||

海底火山の活動による地形の変化のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



海底火山の活動による地形の変化のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの西之島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS