海底火山の形成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:01 UTC 版)
「硫黄島 (東京都)」の記事における「海底火山の形成」の解説
硫黄島が乗る海底からの比高2,000 m以上になる山体は、直径40 kmに及び、山頂部に直径約10 kmのカルデラを形成している。カルデラの大半は海面下にあり、釜岩、監獄岩、東側沖の東岩などの岩礁群はこのカルデラ壁、元山は中央火口丘、摺鉢山は側火山に相当する。摺鉢山は文字通り「すり鉢」を伏せたような形状で、標高は170 mでパイプ山の別称がある。 島内各所から採集した岩石試料の分析から、カルデラ形成年代は十数万年前以降、約2800年前より以前と推定されている。島北部の北の鼻海岸付近で得られた炭化木片試料の年代測定では、約2800年前に元山溶岩・元山火砕岩を噴出する大きな噴火(総体積1.2 km3?)が発生したと見られている。
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