派生作品でのバッカス
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「鉄人28号の登場ロボット」の記事における「派生作品でのバッカス」の解説
『アニメ第4作』 アメリカが製作したロボット。スペンサー大佐率いる技術班によって日本で実用テストが行われ、その一環として貨物列車を脱線させた(元ネタは松川事件)。アメリカは日本に比べるとロボット開発技術に劣っており、技術力の差はバッカスにも顕著に現れている。馬力や装甲に関しては少なくとも鉄人やオックスと同等であるが、操縦電波の範囲が数百メートル程度しかなく、少しでも操縦器から離れると暴走するか機能停止してしまう。また操縦器も鉄人のものよりはるかに大きく、寧ろ操縦施設に近い大きさで、母艦上から5、6人程度で制御する。主な武装は口に内蔵された火炎放射器で、暴走した際には東京沿岸部を火の海にした上、自らの母艦やスペンサー大佐たちまで焼き払った。 なお、原作最大の「売り」であった飛行能力はない。最期は鉄人に遥か上空まで抱え上げられ、落下中に急降下体当たりを受けて爆発している。 『PS2ゲーム版』 不乱拳博士によってブラックオックス以前に開発されていたロボット。鉄人に比べ耐久力はやや低めだが、鉄人よりも地上及び飛行時の小回りがきく。不乱拳を殺害して海底基地を奪取したX団によって悪用される。X団によって量産型も開発されたが、生産性を上げるために性能がデチューンされていた模様。必殺技は口からの「熱線」、竜巻旋風脚に酷似した「スピンキック」、飛び上がりながらの「回転アッパー」、「急降下体当たり」の四種。 『鉄人28号 白昼の残月』 サターン、ギルバートと共に正太郎を奇襲したベラネード財団製ロボットのひとつ。口からの火炎放射で鉄人を背後から攻撃したが、回転体当たり中のサターンをぶつけられて反撃されてしまう。その後、鉄人と空中戦を繰り広げたものの空中キックで反撃されるなど劣勢に陥り、最期は四肢をもぎ取られた挙句、頭部を引き千切られて大破した。また、DVD版のパッケージにも鉄人に殴られ上半身が破損したバッカスが描かれている。 『鉄人28号 皇帝の紋章』 少女楽団として日本に入国したナチス残党が操るドイツ製ロボット。不乱拳博士が設計したもので、コントラバス型操縦器によって操縦される。日本に運び込む際には、分解された部品を演奏に必要な機材と偽り、楽団の舞台裏で組み立てられた。ジェット推進機により空中を自在に飛行することが出来、スピードを活かした戦法を得意とする。武器は口から放つミサイルと機銃。イギリスの土星(サターン)と対決するが、鉄人によりサターンに投げつけられ、諸共破壊された。 『鉄人奪還作戦』 PX団のロボットとして登場。
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