法鼓文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/03 07:30 UTC 版)
法鼓文化の設立の縁起は、東初和尚の中華仏教文化館が仏教文化事業を推進していた時期荷まで遡る。仏教文献の保存、東初和尚が相前後して編纂した《禅学大成》、《蓮池大家全集》、《浄土十要》、《中華仏教美術》、《中華仏教叢書》、《中華民国高僧列伝》と《中国インド仏教交通史》、《中日仏教交通史》、《中国近代仏教史》などの叢書は、仏教の歴史、文化研究に必要不可欠である。 東初和尚の入寂後、1度停止していた文化事業は、聖厳法師帰国後、方甯書教授の協力の下で、1980年5月、「東初出版社」が創立され、それによって東初和尚の文化使命が継続された。 出版社設立後、初めに7冊の《東初和尚全集》、その他の出版物は聖厳法師の執筆された基礎仏教入門書籍、例えば《正信仏教》、《仏学群疑》、《戒律学綱要》などが出版された。これ以外に、中華仏教研究所の学術論文を出版、一方同時に「仏教学小双書」なども人々との結縁のために出版された。更に出版部は《人生》、《法鼓》の2刊の雑誌を発行した。 1989年に法鼓山が成立し、東初出版社は系列のことなる、「寰宇自叙伝」、「座禅修行指導」、「知恵の海」、「近代経典」などのシリーズを含め、また「有声本」シリーズ書籍、そして1994年、聖厳法師の以前のすべての著作を集結して、セット47冊の《法鼓の全集》を出版した。 1995年7月、東初出版社は拡大され「法鼓文化」となり、多様化した出版事業へと向かって発展している。 1996年、台北国際書籍展覧会に参加。
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