中華仏教文化館
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中華仏教文化館は1955年に創立。 その主要な目的は仏教教育、文化と社会へのおもいやり、正しい仏法の発揚、中国伝来仏教精神の理解である。主要な活動項目は各種の共修活動、例えば地蔵菩薩法会、千仏懺悔法会、薬師如来消災法会、観音菩薩法会などである。台湾の台北市北投区光明路の「中華仏教文化館」は、法鼓山の発祥地である。 当初、東初和尚は光明路の公有地を租借し、1955年に文化館建設の鍬入れをし、1年後正式に完成した。文化館の創立当初は、人力と物資の不足する情況の下で、依然として仏教の文化事業の伝承と推進に力を尽くした。その中には《大正新修大蔵経》(略称《大正蔵》)の印刷事業の主宰も含まれている。更に1965年には季刊誌《仏教の文化》を創設した。 このほか、毎年二回法会を主宰した。つまり7月に1ヶ月間の地蔵菩薩法会を、12月上旬には仏七を主催し、人々に共修で心の安静の機会を提供し、同時に資金と物資の寄付を求め救済活動を行った。この後、「冬季の救済」は毎年実施され、文化館の一つの伝統となった。 1977年12月15日に東初和尚が入寂されると、米国にあった聖厳法師は東初和尚の遺志を継ぎ、直ちに台湾へ戻り「財団法人台北市中華仏教文化館」創立の準備組織を成立した。そして1978年春、第1回の財団法法人理事会を招集し大会は成立した。 1984年に文化館の拡張工事が始まり、1986年4月19日に落成開眼式を行った。同年、20年余り文化館で勤めてこられた心鑑法師を文化館の住職として担当させた。
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