中華国民政府によるデマ放送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:53 UTC 版)
「通州事件」の記事における「中華国民政府によるデマ放送」の解説
1937年7月27日に中華国民政府はラジオ放送で「盧溝橋で日本軍は二十九軍に惨敗し、豊台と廊坊は中国軍が奪還した」と虚偽報道をした。それに続き、「最近北京における軍事会議の結果、蔣委員長(蔣介石)は近く29軍を提げて、大挙冀東を攻撃し、偽都通州の敵を屠り、逆賊殷汝耕を血祭りにあげる」と宣言した。 冀東防共自治政府保安隊の幹部張慶餘と張硯田は密かに第29軍と接触していた。第29軍の通州攻撃を防ぐために開かれた軍事会議上で張慶餘と張硯田は分散していた配下の保安隊を通州に集結させることを提案し、保安隊の監督を担当していた日本軍の通州特務機関長細木繁中佐(支那駐屯軍司令部付)も、日本人保護のためと認識してこれを了承していた。保安隊が集結し準備が整うと深夜に通州城門を閉鎖し、通信手段を遮断すると決起した。
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