標準バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:27 UTC 版)
在来バス(Convencional) 市中心部から主に放射状に移動していく黄色のバス。最も一般的なバス停では、まずこれに乗ることになる。 病院循環バス(Circular Hospitais) 市内にある市立病院を結び周回する白いバス。 観光バス(Linha Turismo) 都市の観光名所を周回するバス。20レアル払うと5回乗車できるチケットがもらえ、好きなバス停で乗降できる。色は緑が基調の塗装が施されており二階建てで、一階の窓が大きく設けられ、二階は屋根がないのが普通である。 市周回バス(Circular Centro) 市中心部を周回する白い小型バス。市の反対側の区画に向かう時などに歩行者の足として利用されている。このバスには車掌がおらず、乗車時に運転手に運賃を支払う。運行区間が短い為運賃は他のバスより若干安く設定されているが、路線がターミナルに乗り入れないために他のバスに乗り換える際には次のバスで改めて運賃を支払わなければならない。なおこのバスは車内に座席が無く、壁際に寄りかかる姿勢で乗る為に乗り心地はあまり良くない。 空港往復バス(Aeroporto Executivo) クリチバ市郊外のアフォンソ・ペーナ国際空港と市内および長距離バスターミナルを結ぶ銀色の小型バス。市内をぐるりと周回し、空港との間を往復する。(厳密に言えばクリチバ市の管轄外の路線で、空港所在地を本拠地にするバス会社「Auto Viacao Sao Jose do Pinhais」が運行しており、料金も全く別建てである。) クリチバのバス網はバス停の他に12の旅客ターミナルを持ち、そこではさながら電車の乗り換え駅と同様、追加料金を支払うことなく異なる路線のバスに乗り換えることができる。幹線バスや直行バスの各路線に設けられており、乗客に大きな柔軟性を与えている。 ただし、中にはクリチバ市(Cidade de Curitiba)ではなく、大きなMの文字(Metropolitanoの頭文字)が書かれたバスを見かけるが、これはクリチバ市外へ運行するバスで路線によって運賃が大きく変わるので注意が必要である(ただし、Mの文字入りの基幹バスBi-Articuladoも見かけるがこれのみ市バスと同じ運賃で扱われる)。バス停は市バスと共通なのでクリチバ市内でも乗降が可能だが、差額を返してもらう事はできない。 一般の自家用車でも市内中心部への迅速なアクセスが可能だが、市内中心部では、道路は一方通行が多く設定され、また、公共交通網に主にウェイトが置かれていることから、自家用車で移動するには若干の不便を強いられることもある。そのため、市内中心部に向かいたい人々にとっては、公共交通網が非常に魅力的な移動手段となっている。中心部の一部区画を除いて、ほとんどの大通りは広々としていることもあって、複合的な結果として、市内中心部では交通渋滞に悩まされることはそれほど多くはない。 最近、市は交通事故件数を減らすため、200個ほどの監視装置を市内各所に設置した。これは制限速度を超過して走っている車を自動的に撮影するタイプのもので、これで違反の現場が撮られたドライバーには、ブラジル国内のどこにいようとも、罰金のチケットが送付されることとなる。市内の制限速度は60km/hだが、人通りの多い場所などでは制限速度40km/hとなっている。
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