東部の戦争とは? わかりやすく解説

東部の戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 18:46 UTC 版)

アメリカ合衆国の歴史 (1849-1865)」の記事における「東部の戦争」の解説

詳細は「東部戦線 (南北戦争)」を参照 当初北軍アービン・マクドウェル将軍指揮下に35,000名の軍隊集めたが、これはその時点まで北アメリカでは最大のものだった高らかなファンファーレと共にまだ兵隊なり立て訓練積んでいない兵士達が、6週間のうちにアメリカ連合国首都リッチモンド占領し戦争を終わらせられるという考え抱いてワシントンD.C.から出発した。しかし1861年7月21日第一次ブルランの戦いでは、マクドウェルの軍隊完璧に打ち破られ首都ワシントン逃げ帰ると言う大惨事になった。この戦闘に続く7月26日ジョージ・マクレラン少将ポトマック軍指揮官就いたマクレランは、6週間で終わるような戦争ではないことが明らかになったので、打ち砕かれ軍隊再建始め真に戦え軍隊変えたワシントンからの圧力があったにも拘らずマクレラン1862年3月までは動かずリッチモンド占領するために考案した半島方面作戦開始したときに戦争本格的になった。この作戦当初成功したが、その最後日々新しく南軍北バージニア軍指揮官となったロバート・E・リー将軍からの強い抵抗直面した6月25日から7月1日にかけての七日間の戦い呼ばれる一連の戦闘で、リーポトマック軍後退させた。マクレランワシントン呼び戻されジョン・ポープ将軍の下に新し軍隊結成された。 8月リー第二次ブルランの戦い行い北軍ジョン・ポープバージニア軍破ったポープ解任され、その軍隊マクレラン軍隊合流したリーヨーロッパ諸国認知得て戦争終わらせることを期待して、そこからメリーランド州侵攻した両軍9月17日アンティータムの戦い激突した。これはアメリカ史中でも一日だけの戦闘としては最も流血の多い戦闘となった。このときの北軍勝利エイブラハム・リンカーン奴隷解放宣言出させる契機になった。これはアメリカ連合国中にいる全ての奴隷1863年1月1日付け解放することを宣言したのだった。これは現実奴隷制を終わらせたのではなかったが、戦争意義ある理由与えヨーロッパからの干渉を防ぐことに貢献した北軍アンティータムでの勝利にさらに軍事的に付けこむことができなかった。マクレラン南軍追撃できず、リンカーン大統領彼の言い訳や戦う意欲無さ飽き飽きしたマクレラン10月解任されアンブローズ・バーンサイドその後釜に据えられた。ただしバーンサイドはまだその地位に就く準備ができていない訴えていた。バーンサイド北からリッチモンド迫ろうとしたが、12月13日フレデリックスバーグの戦いで、塹壕入った南軍に対して無益な数度にわたる攻撃命じた後で悲惨な結果終わった翌年北軍にとっては難し戦況になった1863年1月バーンサイド交代したジョセフ・フッカー将軍も、5月初旬チャンセラーズヴィルの戦いリーストーンウォール・ジャクソンの軍を止められなかった。しかし、リー2度目北部侵攻悲惨な形に変わったフッカージョージ・ミード挿げ替えられ、その4日後にゲティスバーグの戦い起こった。この戦闘リー軍は貴重な戦力多く失いその後2度と元の戦力にまで戻らなかった。ゲティスバーグ後で北軍の指揮ジョージ・ミードリー軍を追撃できなかったことに怒ったエイブラハム・リンカーン新し北軍指揮官ユリシーズ・グラント将軍指名した

※この「東部の戦争」の解説は、「アメリカ合衆国の歴史 (1849-1865)」の解説の一部です。
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