東部コースの新設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 07:50 UTC 版)
「新潟市南区区バス」の記事における「東部コースの新設」の解説
また同年9月から2008年3月下旬まで、白根地区南部の茨曽根・庄瀬地域から、東隣の南蒲原郡田上町にある信越本線の田上駅に至る路線(東部コース)の社会実験が行われた。同地域は白根中心部から加茂市や燕市に至る一般バス路線が設けられているものの運行本数は少なく、また新潟市中心部へ直接至る公共交通もない。このため同地区に在住し市内中心部や三条市方面へ通学する高校生は、白根中心部や田上駅などへ自家用車の送迎を必要としており、家庭内での負担増加が問題視されていた。区バスは「輸送業務を同一区内で完結すること」を基本方針としている(但し、隣接行政区の交通拠点へ乗り入れるケースはある)ため、これまで市域外へ乗り入れるケースはなかったが、交通空白域の利用者を最寄りの交通拠点へ誘導するため、特例として市域外への路線を設置することになった。 9月から12月まで実施された第1期実験ではまず、1日あたり茨曽根発朝1本、田上発夕方2本(計上下3本)を運行。2008年1月から3月まで実施された第2期実験では、田上駅での接続利便性を考慮して朝の茨曽根発を1本増発し(計2往復)、朝時間帯の適切な運行時間帯の検討が行われた。この2度の実験内容と利用状況などを踏まえた上で運行体制の検討を進め、2008年4月の同年度ダイヤから「東部コース」として正式路線化された。現行ダイヤでは茨曽根発田上駅行が朝1本、田上駅発茨曽根行が夕方2本の計上下3本を平日に限り運行、土曜・休日と学休日は全便運休となる。なお平日朝の茨曽根発は12月から2月の間、冬季の路面状態を考慮して5分早発となる。 また同月のダイヤ改正から、大野町地内の運行経路が異なっていた「北部コース」3路線の経路が統一化され、北部第1コースも北陸自動車道の鳥原バスストップへ乗り入れるようになった。3路線とも大野町地内は一方向循環となっており、白根方面から大野仲町→黒埼市民会館前→鳥原バスストップ→黒埼出張所前の順に停車した後、再び白根方面へ向かっている。
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