東考社版登場のキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 01:57 UTC 版)
「墓場鬼太郎の登場人物」の記事における「東考社版登場のキャラクター」の解説
この項のキャラクターはすべて『ないしょの話』(アニメ版未制作)に登場。 鯨神 ニューギニアのラド湖に生息している大海獣。 その正体は鯨の祖先であるゼウグロドンの生き残り。ただし、出現時には黒雲が吹いたり、哄笑したり、ねずみ男が鋭い妖気を感じたりと、妖怪化していた。 『ゲゲゲの鬼太郎』では「大海獣」として登場。そちらについてはゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター#その他を参照。 山田一郎(やまだ いちろう) 青森の大学で働く天才少年。 大海獣の研究の為探検隊の一員として参加するが彼のライバルである村岡花夫によって鯨神の血液を注射され鯨神にされてしまう。しかし旅の中で交流を深めたねずみ男に鬼太郎を紹介され、その診断によって血液を入れ替えれば元に戻るとわかり、両親の願いと期を同じくして元の姿で帰還した。その後はねずみ男から鯨神の血液を受け取り、研究に勤しんでいる。 山田一郎の父 一郎が鯨神調査に出発した後、彼が保護した目玉親父が3つの願いを叶えると吾作から聞き、一郎が研究費に欲しがっていた30万円を第1の願いとする。その直後に大学から調査隊が全員行方不明で賠償金を30万円支払うとの知らせが来た。その後、妻の頼みで一郎が帰ることを第2の願いとするが、帰ってきた一郎は鯨神になっていた。最後に一郎が元通りの姿で帰ることを願い、結果として願いは3つとも叶えられた。 山田一郎の母 鯨神調査隊に参加した一郎が行方不明と知らされて一時精神に失調をきたし、息子が帰る願いを目玉にかける様に夫に懇願する。 「血の温泉」の係 恐山の地下に住む河童。溶けてしまった鬼太郎の治療を請け負う。 少年マガジン版では『吸血鬼エリート』にて「生命接着係」の名で登場(『霧の中のジョニー』ではジョニーに溶かされた鬼太郎を恐山に運ぼうとする場面で終わっていて、マガジン版では恐山の場面のみ『ないしょの話』を元にしている)。 映像化作品においては、アニメ第1作版は原作同様に河童だが、月曜ドラマランド版では2人組の鬼のような妖怪、アニメ第5作版では妖怪医オソレが、吸血鬼エリートに分解されて恐山に運ばれた鬼太郎の治療を請け負っている。 吾作(ごさく) 行き倒れたねずみ男を助けたマッサージ師の老人。ねずみ男から「3つの願いを叶える目玉を探している」と聞かされる(目玉親父とは鬼太郎を恐山に連れて行く途中ではぐれた。実際は目玉には願いを叶える能力はない)。逆に吾作から鯨神発見の話を聞いたねずみ男は調査隊に紛れ込む。 露天商の老人 ボロ市で人魂の干物をネコイラズの代用として売っていた。それを買ったねずみ男がスルメの様にあぶっていたのを横取りして食べた鬼太郎は体が溶けてしまい、恐山に入院する破目になる。 村岡花夫(むらおか はなお) 山田一郎と同じく青森の大学で働く天才少年。学問を名誉を得る手段としか考えず、山田の才能をねたんでいる。山田を亡き者にしようと鯨神の暴れた現場に置き去りにしたり鯨神の血液を注射したりし、鯨神の血液を持ち帰った功績を独占しようとした。だが調査隊に紛れ込んでいたねずみ男を「脳膜炎」などと侮蔑していたため、彼によって血液を赤インクとすり替えられてしまう。そのまま大手を振って帰国し物笑いの種となり、社会的面目も信用も完全に失ってしまった。
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