東京タワーと日本電波塔とは? わかりやすく解説

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東京タワーと日本電波塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 08:59 UTC 版)

前田久吉」の記事における「東京タワーと日本電波塔」の解説

1956年昭和31年)頃、関東地区テレビ局は既に開局していたNHK日本テレビラジオ東京KRT。現・TBS)がそれぞれ自前鉄塔持ち電波出していた。郵政省電波監理局長浜成徳は「これでは東京中心とした半径70km以内にしか電波届かず、また都内鉄塔乱立することによって都市景観悪化する」と考え、各局の電波発信機能を一本化した総合電波塔構想する。 詳細は「東京タワー#構想」を参照 第3回参議院議員通常選挙当選し国会議員になっていた前田国会経由浜田構想察知すると、ニッポン放送専務だった鹿内信隆とともに実現向けて動き出し財界支援得て1957年昭和32年)、東京都港区芝公園増上寺付随する墓地だった一角取得運営会社日本電波塔(現:TOKYO TOWER)」を設立して着工実質工期わずか1年で高さ332.6メートル東京タワー完成させた。東京タワー在京各局の電波発信拠点集約するという高い公益性を持つため、日本電波塔会社産経新聞グループはもちろん後のフジサンケイグループからも完全に切り離され前田家主導同族企業となった久吉死後富夫会長社長として長く率い、現在も富夫実弟前田伸が社長務めている。 「東京タワー#建設場所」も参照 タワー完成後に開局したフジテレビNETテレビと、NHK教育テレビの3局が東京タワーから電波発信東京紀尾井町千代田放送所から移転したNHK総合テレビは約半年KRTも約1年遅れて合流するが、読売新聞社総帥正力松太郎東京タワーへの集約強硬に反対日テレ引き続き東京麹町の旧本社から発信した1970年昭和45年11月東京タワー完成から10年以上も遅れてようやく日テレ送信所東京タワー移し在京テレビ6局の送信塔が一本化された。また同年商業放送局への移行控えたエフエム東京出資FM東海時代には東京富ヶ谷東海大学本部キャンパスにあった送信所東京タワー移動させた。 詳細は「東京タワー#電波塔集約」および「日本テレビ放送網麹町分室#施設概要」を参照 1964年昭和39年)、首都圏民放テレビ第5局科学テレビ」(別名東12チャンネル)が開局すると、東京タワー直下敷地提供してスタジオ建設運営引き受けることになった日本科学技術振興財団賃貸した。1985年昭和60年)、東京神谷町日経電波会館(現・日経虎ノ門別館)が完成するまで、東京12チャンネル後身テレビ東京本社を置き、その後も「芝公園スタジオ」の名前で主力拠点として使った詳細は「日本科学技術振興財団#テレビ放送事業」および「テレビ東京#過去に使用されていたスタジオ」を参照 東京タワー地上デジタルテレビジョン放送への移行にあたりより安定した電波求め放送関係者の声に押され2012年平成24年)、東京都墨田区建設され東京スカイツリーメインテレビ送信機能を譲るが、TOKYO FM日本電波塔会社大株主であるという事情もあり引き続き送信所として利用するほか、テレビ各局も予備送信所としての利用継続決めている。 詳細は「東京スカイツリー#建設地決定までの誘致活動とその経過」および「東京タワー#東京タワーの処遇について」を参照

※この「東京タワーと日本電波塔」の解説は、「前田久吉」の解説の一部です。
「東京タワーと日本電波塔」を含む「前田久吉」の記事については、「前田久吉」の概要を参照ください。

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