本宿・二俣川地区〜さちが丘地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:07 UTC 版)
「鴨居上飯田線」の記事における「本宿・二俣川地区〜さちが丘地区」の解説
事業期間(予定):1988年(昭和63年)度〜2022年(令和4年)度 区間:旭区本宿町〜さちが丘 延長:約1.6km(本宿地区除く) 相鉄線とJRおよび東横相互直通線の開通に向けて2018年3月まで二俣川駅南口エリアの再開発(詳細は「二俣川駅#南口エリアの再開発」を参照)が行われたが、本線も同駅南口付近の地下を通るため一体整備が行われている。2020年時点では本宿地区側とさちが丘地区側の双方で整備事業が進行中で、横浜市道路局では本区間について2022年(令和4年)度末の完成を目指している。なお、二俣川駅南口付近の本線トンネル上部土地利用(利用期間:5年間、更新可能で最長20年間)に関して横浜市が利用者の募集を行い、2021年3月、東武不動産による「自動車駐車場、自転車駐輪場、多目的スペース」の利用に決定した。 この区間の開通により前述の保土ケ谷二俣川線および保土ヶ谷バイパス(南本宿IC)、中田さちが丘線との接続強化、さらに二俣川駅南口エリアへのアクセス向上が期待できる。 事業地の状況 本線内の整備計画のうち、本宿地区(保土ケ谷二俣川線との接続地点より約100mの区間)、本宿・二俣川地区(約1270m)、さちが丘地区(約360m)で整備が進められている。以下ではこれらの地区についてはひとまとめとし、事業区間内における各地点の特徴を解説する。 1. 本宿町(開始地点)〔MAP〕〜保土ヶ谷バイパス高架下〔MAP〕 本事業におけるスタート地点では、都市計画道路の保土ケ谷二俣川線と接続(交差)している。なお、この路線は保土ヶ谷バイパス(南本宿IC)へのメインアクセスとなるため、本線と平行して整備が進められている。本線はそのまま直進して保土ヶ谷バイパスの高架下を通り、二俣川駅方面に向かう。 本事業におけるスタート地点(本宿町76付近)、直進方向が本線、左折方向が保土ケ谷二俣川線(2014年5月撮影) 保土ケ谷二俣川線方面の整備状況(2014年5月撮影) 本宿町88付近にて保土ヶ谷バイパスの高架下を通る(2014年5月時点で工事中) 保土ヶ谷バイパス高架下道路、整備後の状況(2017年5月時点でこの部分の整備は完了しているが未開通) 2. 二俣川駅北東側地点(同駅地下を通るトンネルの開口部)〔MAP〕 二俣川駅南口交通広場(旧・南口バスターミナル)より北東側に下った地点にあたり、同駅最寄の踏切である鶴ヶ峰10号踏切からの道路と左近山方面からの道路が交差している。本線は二俣川駅南口エリアの地下を通ることとなるため、この地点付近では大規模な工事を行い、本線のトンネルおよび左近山方面に向かう接続道路、トンネルにより元々あった道路が使用できなくなることから新たに二俣川駅南口の交通広場に接続する道路が造られる計画となっている。 着工前の状況(2014年5月) 奥の上り坂が二俣川駅南口方面、手前方向が左近山方面 この付近には本線のトンネル、左近山方面への接続道路、二俣川駅南口の交通広場に接続する道路が整備される トンネル開口部はこの坂の途中に造られる 一部着工後の状況(2017年5月) 上記画像と大体同じ場所であるが、交通広場方面への接続道路工事などが始まり、奥では二俣川駅南口再開発ビルも建設中 トンネル工事(東側区間)は未着工であるが、左側では交通広場方面への接続道路工事が開始されている 交通広場接続道路の供用後にこの道路は使用できなくなる 接続道路整備後の状況(2018年1月) 今後整備される本線(右側下部)より、左近山方面(手前)あるいは二俣川駅南口(奥)にアクセスするための接続道路が2017年10月までに整備された 二俣川駅南口に伸びる接続道路、右側の歩道には鶴ヶ峰10号踏切側へ向かう歩行者用階段も整備されている 本線のトンネル工事を行うため、接続道路の整備と同時にこれまで二俣川駅南口にアクセスしていた上り坂(奥)が廃止となった 廃止された上り坂の代わりに二俣川駅南口などにアクセスする道路の一部として、鶴ヶ峰10号踏切側から接続道路までの暫定道路も整備されている 本線トンネル工事の状況 2018年11月時点でトンネルの掘削がほぼ完了している 2019年2月時点でトンネルのコンクリート(1層3連ボックスカルバート)工事がほぼ完了している 3. 二俣川駅南西側地点(トンネル出口)〔MAP〕〜さちが丘(終了地点)〔MAP〕 本線はトンネルを抜けて少し行くと既存のバス通り(横浜市道四季美台第432号線/相鉄バス旭18二俣川駅〜希望ヶ丘間)〔MAP〕と交差し、最終的には本事業における終了地点にてこのバス通り(横浜市道四季美台第367号線)と合流する計画となっている。なお将来的には本線は更に直進して、桃源台交差点付近まで広い道路の整備が計画されている。 南西側ではこの地点(二俣川二丁目60付近)がトンネル開口部となる(2014年5月撮影) トンネル工事が2015年度より着工している(2017年5月時点の状況、トンネル延長の3分の2にあたる西側区間120mの掘削が概ね完了し、トンネル本体の工事に着手している) 2018年11月時点でトンネルのコンクリート(1層3連ボックスカルバート)工事がほぼ完了している トンネルを抜けると、さちが丘方面に向けてそのまま直進する(2014年5月撮影) さちが丘151付近にて既存のバス通り(坂道)と交差する(2014年5月撮影) 終了地点付近で溝渠を超えるため、コンクリートで溝渠を覆う工事が実施された(2014年5月撮影) 終了地点付近、片側の歩道は先行して整備されている(2014年5月撮影) 本事業における終了地点では既存のバス通りと合流する(2014年5月撮影、左側の柵の向こう側が本線整備予定地)
※この「本宿・二俣川地区〜さちが丘地区」の解説は、「鴨居上飯田線」の解説の一部です。
「本宿・二俣川地区〜さちが丘地区」を含む「鴨居上飯田線」の記事については、「鴨居上飯田線」の概要を参照ください。
- 本宿・二俣川地区〜さちが丘地区のページへのリンク