南口エリアの再開発
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南口エリアの再開発本格化に向けて、2013年1月に「二俣川駅南口地区市街地再開発組合」が設立された。当初は相鉄線のJR相互直通運転開始(当時の計画)に合わせて2015年4月までに南口エリアの再開発を完了させる予定であったが、着工時期の延期などにより最終的な建築工事予定期間は2015年3月から2018年3月までの約3年間となった。 本事業に伴い、再開発の対象となる駅ビル「二俣川グリーングリーン」は2014年9月30日に営業を終了した。計画では同ビルなどを解体した跡地に、29階建て(高さ約99m・421戸)の住宅棟と11階建て(高さ約50m、当初計画では15階建て)の商業・業務棟からなる高層2棟を建設し、さらに商業・業務棟側は6〜11階の高層部をオフィス・サービスエリア(6階には公益施設、7・8階にはクリニックモールも入る)とするが、低層部や地下(建物の階数では2〜5階に当たる。なお南口駅前広場の地上レベルは3階となる)に商業施設、その周囲に交通広場棟、駐車場棟を設けて複合施設としている。その後、大成建設の施工により2015年3月に着工し、予定通り2018年3月に竣工を迎えた。なお、住宅棟および商業・業務棟、駐車場棟、交通広場棟からなる複合施設全体の名称は「COPRE(コプレ)二俣川」で、住宅棟(マンション)の名称は「グレーシアタワー二俣川」、さらに商業棟の名称は「JOINUS TERRACE(ジョイナス テラス)二俣川」と名付けられ、そうてつローゼンの大型店舗を核テナントとして2018年4月27日に開業した(駅舎2階部分のみ同年11月開業、前節も参照)。 また、上記の再開発事業と並行して当駅の駅舎についても相鉄グループが進めている「デザインブランドアッププロジェクト」に基づき、グレーを基調色にレンガ調のデザインを施すなど大幅にリニューアルしており、さらに駅舎の上部には商業施設(駅舎上部に2階分増築し、全体で4階建て)を整備し、前述の「JOINUS TERRACE 二俣川」の一部となっている(なお、北口の駅ビル「二俣川ライフ」方面とも連絡エスカレーターで接続しており、駅舎上部を通って南口と北口の往来が可能となっている)。 この他に当駅南口付近を通る計画の都市計画道路「鴨居上飯田線」(地下トンネル構造)についても、当再開発事業との一帯整備が横浜市道路局により進められている。
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