南口の発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 17:55 UTC 版)
東急電鉄、次いで西武百貨店(セゾン)による資本投下と競合により、商業施設の立地が早くから進行した西口に対し、渋谷三丁目に設けられた新南改札(新南口)周辺の発展は違う形となった。1996年、JR東日本は埼京線を延伸開業したが、用地の関係で従来の山手線ホームに横付けできず、渋谷駅での同線ホームは南側に離れた以前の山手貨物線駅ホーム跡地に設置された。これによりJRは新南改札を設置し、2001年には同改札と一体となるホテルメッツ渋谷を開業した。 従来、渋谷駅の東口から南東側(恵比寿駅方面)に進むこの地域は、明治通りに沿って比較的低層のビルや商店が並び、それ以外は住宅地だったが、この新南改札設置により利便性が向上し、山手貨物線駅ホーム跡地を中心に高層のオフィスビルが建設され、業務利用地としての活用が進んだ。その後、埼京線渋谷駅には湘南新宿ラインの運転や東京臨海高速鉄道りんかい線との直通運転も開始され、埼京線沿線の新宿・池袋・大宮・川越だけでなく、神奈川県の横浜・湘南や東京の臨海副都心などとも結ばれ、さらには成田エクスプレスにより千葉県の成田空港にも鉄道で直行が可能となり、海外からのアクセスも向上した。
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