本寺地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:53 UTC 版)
「恵日寺 (福島県磐梯町)」の記事における「本寺地区」の解説
「本寺地区」は慧日寺の中心伽藍があった場所で、発掘調査によって、創建当初は中門、金堂、講堂、食堂と推定される主要な建物が南北一列に建立されたことが判明している。また、現在は中心伽藍遺構の東側に薬師堂と仁王門、さらにその東に龍宝寺不動堂と乗丹坊供養塔、中心伽藍の北には徳一廟が残されている。薬師堂にはもともと薬師如来像が納められ、会津五薬師の一つ・東方薬師として多くの信仰を集めていたが、相次ぐ火災によって焼失したと言われる。現在の薬師堂は明治時代に再建された。徳一廟の内部には平安時代に建立されたと推定される五輪塔があり、徳一の墓と伝えられている。また、龍宝寺不動堂裏手の森には往事のものと思われる土塁や石塁が現存している。現在、中心伽藍跡は史跡公園として整備されており、2008年(平成20年)には金堂が、翌2009年(平成21年)には中門が復元された。さらに金堂内に復元された薬師如来坐像が2018年(平成30年)7月30日に公開された。
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