暗号コードVBの入手とは? わかりやすく解説

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暗号コードVBの入手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 07:09 UTC 版)

ルーム40」の記事における「暗号コードVBの入手」の解説

3つ目の暗号コードテセル島沖海戦でのドイツ駆逐艦「S119」の沈没により回収された。1914年10月中旬海岸沿いのディクスムイデダンケルク制圧めぐってイギリスドイツの間で戦闘発生したイギリス海軍ドイツ陣地海上から砲撃しドイツ駆逐艦イギリス艦船攻撃するよう命令された。 10月17日軽巡洋艦アンドーンテッド」を指揮していたセシル・フォックス大尉は、HMSランスレノックスレギオンロイヤルの4隻の駆逐艦とともに予想されていたドイツ軍の攻撃迎撃するよう命じられテセル南下する4隻のドイツ軍駆逐艦(S115、S117、S118、およびS119)に遭遇したドイツの船は劣勢で、短い戦闘の後にすべて沈没し、S119の指揮官すべての機密書類を鉛で覆われ金庫投げ入れた書類は船とともに破棄されたとみなされ、この件は両軍から注視されなかった。しかし、11月30日イギリストロール船金庫引き揚げ上げてルーム40渡したこの中には、ドイツ海軍将校通常使用する暗号コードVerkehrsbuch(VB)のコピー含まれていた。その後、この出来事ルーム40にて「奇跡ドラフト」と呼ばれたコードは、それぞれ特定の意味を持つ5桁数字10万グループ構成されていた。それは、軍艦海軍将校大使館領事館送られる有線通信使用されることが想定されていた。それは、別のラムダキーを持つ上級海軍将校によって使用された。戦争中の最も重要なことは、ベルリンマドリードワシントンブエノスアイレス北京コンスタンティノープル海軍将校との通信可能にしたことである。 1917年海軍士官新しい鍵を用い暗号切り替え新しい鍵については70件の通信のみが傍受されたが、その暗号解読された。他の用途VB戦争中ずっと使用され続けたコードの再暗号化は、メッセージ一部として送信される文字コードドイツ語書かれその日からなるキー使用して行われた。これらは順番書かれ、このキーの中の文字アルファベット出現順に番号付けられている。これにより、一見ランダムな順序番号付きの列の組み合わせ生成された。コード化されたメッセージは、これらの組み合わせの下に書かれ左上から始まり、行が埋められるページの下に続く。最後のメッセージは、「1」という番号付けられカラム下方向読み取り2番目のカラム数字追加するというようにして生成された。1918年では、キーワードを別の順序使用することによってキー変更された。この新し暗号は、1917年ルーム40働き始めVBメッセージ専門としていたウォルター・ホーレス・ブルーフォード教授によって、数日以内解読された。同じ長さ2つメッセージ受信された際、1つ新しい、もう1つは古い暗号であり、変更比較することができた。

※この「暗号コードVBの入手」の解説は、「ルーム40」の解説の一部です。
「暗号コードVBの入手」を含む「ルーム40」の記事については、「ルーム40」の概要を参照ください。

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