日本のフィルム・コミッションならびに関連事象の沿革
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「フィルム・コミッション」の記事における「日本のフィルム・コミッションならびに関連事象の沿革」の解説
1988年大阪でアメリカ映画『ブラック・レイン』の撮影が行われるが、フィルム・コミッションの不在により様々なトラブルが発生。以後、28年間にわたり大阪での海外作品の撮影は行われなかった。(詳しくは後述) 1989年福岡県北九州市が、映画やドラマ等の撮影誘致と支援の取組みを開始。 2000年2月「フィルム・コミッション設立研究会」発足。 大阪ロケーション・サービス協議会(現在の大阪フィルム・カウンシル)が日本初のフィルム・コミッションとして設立される。 9月北九州市が北九州フィルム・コミッションを設立。 神戸市が神戸フィルムオフィスを設立。 「フィルム・コミッション設立推進全国シンポジウム」開催。 10月横浜市が横浜フィルム・コミッションを設立。 11月第13回東京国際映画祭において、国際シンポジウム開催。開会式の冒頭で、石原慎太郎都知事(当時)が「銀座でカーチェイスを撮れるようにする」と述べ、東京都のフィルム・コミッション設立を予告。 2001年4月石原都政の強い主導により、東京都のフィルム・コミッション「東京ロケーションボックス」が設立される。東京ロケーションボックスが協力する初の海外作品として、リュック・ベッソン監督のフランス映画『WASABI』(2001年)が採択。 8月「全国フィルム・コミッション連絡協議会」設立。 2005年頃アメリカ映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の日本ロケが行われるが、ゲリラ撮影を行ったため、関係者が警視庁に拘束される。 2008年全国FC協議会の会員数が108団体に達する。 2009年3月「全国フィルム・コミッション連絡協議会」解散、翌月に特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッションへ組織移行。 4月「特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション」設立。 2014年日本のフィルム・コミッションが278団体となる。 2016年大阪フィルム・カウンシルが、福山雅治主演の中国映画『マンハント』のロケ誘致に成功する。 日本政府が知的財産戦略本部「映画の振興施策に関する検討会議」を実施。 2017年日本政府の知的財産戦略本部内に「ロケ撮影の環境改善に関する官民連絡会議」が立ち上げられる。 日本のフィルム・コミッションが305団体となる。 2019年内閣府が試行的に「外国映像作品ロケ誘致プロジェクト」を実施。中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』(2021年中国公開、原題「唐人街探案3」)と、アメリカ映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(2021年世界公開予定)に対して補助金の交付を実施する。 日本のフィルム・コミッションが335団体となる。
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