日本のコカ・コーラのボトラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 10:21 UTC 版)
「ボトラー」の記事における「日本のコカ・コーラのボトラー」の解説
1990年代以降、効率化やコスト削減などの目的から、日本国内のボトラー間でも再編の機運が高まっている。 1995年には全国展開するスーパー・コンビニ向けの販売業務を、コカ・コーラナショナルセールス株式会社に一本化。1999年には、米国本社がボトラーの広域化を目指して設けたアンカーボトラー制度適用の国内第1号として、コカ・コーラウエストジャパン株式会社(現在のコカ・コーラウエスト株式会社)が発足した。この他にも、複数のボトラーが共同出資して持株会社を設立する流れが相次いだ。2016年4月には、コカ・コーライーストジャパンとコカ・コーラウェストの経営統合に向けた協議の開始も発表、2017年4月に持株会社としてコカ・コーラボトラーズジャパンを発足し両社及びウエスト傘下の四国を傘下に収め、さらに2018年1月には持株会社の商号をコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスに変更した上でイーストジャパンがウエスト・四国を合併しコカ・コーラボトラーズジャパン(2代目が発足)した。 さらに、経済改革による外資規制の緩和もあいまって、日本コカ・コーラのみならず、米国コカ・コーラ本社も、アンカーボトラー設立に際し直接出資するようになっており、ウエストジャパン発足の際に、数%分の株式を取得(現在はボトラーの統合再編や持株会社制度導入に伴い、比率としては下がったが、株式交換で引き続き当該持株会社の株式を保有している)。これにより、市場に直に接する“現場”企業を傘下に置く形となり、商品構成に米国本社の意向を反映させやすくするとともに、米国本社での世界戦略決定においても日本の市場動向をより早くつかむことができるようになった。同様にコカ・コーライーストジャパンも米国コカ・コーラ本社の子会社と孫会社の日本コカ・コーラから出資(筆頭株主)を受けている。イーストジャパンに統合された旧セントラルジャパン・旧三国・旧利根・旧東京のボトリング会社4社も同様に出資を受けていた。こうした出資の状況は現在のコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスにも引き継がれている。 ボトラー販売エリア本社所在地資本北海道コカ・コーラボトリング株式会社 北海道 北海道札幌市 大日本印刷グループ みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 青森県、岩手県、秋田県 岩手県矢巾町 コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 、京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県 、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県(奄美群島の一部を除く) 東京都港区 コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの完全子会社 北陸コカ・コーラボトリング株式会社 富山県、石川県、福井県、長野県 富山県高岡市 若鶴酒造グループ 沖縄コカ・コーラボトリング株式会社 沖縄県、鹿児島県奄美群島の一部 沖縄県浦添市 丸仁グループ
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