教会内部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 02:28 UTC 版)
「サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂 (ヴェネツィア)」の記事における「教会内部」の解説
ルネサンス建築の基本とした内部も明るい白を基調した巨大な柱や壁で構成されており、身廊は側廊を使って十字架の形状となっている。教会内部の両サイドにある聖職者席にはティントレットによる「最後の晩餐」および「マナの天降」の巨大な絵画が飾られている。礼拝堂はベネディクト会の修道士達に管理されていたため、他の教会や大聖堂など見られる礼拝堂を貴族などに売って収入を得るということをしていなかった。一部祭壇を貴族に与えていたが、派手な装飾などはされず修道士たちによる地味な装飾のみである。
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教会内部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 08:52 UTC 版)
教会の平面配置は正教会建築とカトリック教会建築の折衷となっている。西側の身廊部分はイタリア風バシリカだが、内陣がある東側はシリアをはじめとする東方諸国に多くの例が残る初期の三つ葉型アプスを思わせる。まるで東西で2つの異なる教会が張り合わされたような構造である。 バシリカ部分の身廊は全体的に幅広であるが、側廊は狭くとられている。両側合わせて8つの尖頭アーチを支えるのは1本を除いて一枚岩(1本は雲母大理石)が使用されている東方由来の灰色花崗岩製支柱である。これらのコリント式柱頭もまた初期の様式を伝えている。トリフォリウムはなく、身廊、側廊をはじめとする他の箇所と同様に簡素な装飾を持つ2つの窓からなる明り層が高い位置に設けられており、教会内に十分な光量を取り込んでいる。 東側の正教会建築様式部分は身廊よりもさらに広い幅と高さを持っている。この部分も中央の空間と両側に側廊を持つ構造となっており、それらの廊の東端が三つ葉型のアプスを形成している。屋根は傾斜が緩く、木造のものがそのまま露出した全体的に単純な構造であるが、鮮やかな彩色が施されている。現在の屋根は大部分が復元である。身廊の西側にある2つの突出部分は塔となっていて、その間が拝廊(入口)となっている。西端にはかつて巨大なアトリウムがあったが現在は完全に失われており、ジョバンニ・ドメニコ・ガジーニとファツィオ・ガジーニ (1547-1569) の手によるルネサンス様式のポルチコに置き換えられている。
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