放送枠の特徴
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「TBS土曜8時枠の連続ドラマ」の記事における「放送枠の特徴」の解説
TBS土曜20時枠 プライムタイムのドラマ枠では唯一のフライングスタートをとっていた。これは土曜20時台がバラエティ番組だった頃の名残である。また、2009年3月までは『ザ・イロモネア』からステブレレスで開始していたが、『キズナ食堂』開始後は60秒間のステーションブレイクを挟む。テレビ山口では当時『ザ・イロモネア』のレギュラー放送が未放送となっていた。 19時からの2時間スペシャルの形態をとる場合、18:55-19:00にミニ番組『もうすぐイロモネア』(2009年4月からは『もうすぐキズナ食堂』)」を放送する局では、その代替となるミニ番組『もうすぐ○○(ドラマのタイトル名)』が放送される。(当時『ザ・イロモネア』のレギュラー放送が未放送となっていたテレビ山口でも19:00から放送枠拡大による特番が組まれるときは必ずTBSテレビと同時ネットだった)。 『MR.BRAIN』の初回と最終回、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と『ハンマーセッション!』の初回は終了時刻を延長し、後番組である『日立 世界・ふしぎ発見!』(21時枠)を休止して『情報7days ニュースキャスター』の開始時刻を前倒しする変則編成をとっていた。 当枠のジャンクションはステブレレス時代から無かったが、2時間スペシャルの時は18:47に番宣ジャンクションが放送された。 主題歌には、青年からの人気を持つアーティストや新人アーティストが起用されている。『ROOKIES』の主題歌だったGReeeeNの「キセキ」は40万枚をセールスする大ヒット、『恋空』の主題歌だった福井舞のデビュー曲「アイのうた」も、新人アーティストとしては異例の着うた配信ダウンロード数で50万ダウンロードを突破するなどしている。 作品によってはストーリーの内容に合わせる形で本編終了後に視聴者への注意喚起が表示されている。 主演俳優のほとんどは、連続ドラマ主演経験のない俳優(佐藤隆太、水沢エレナ、三浦春馬、KAT-TUN中丸、平岡祐太、山本裕典)だが、『MR.BRAIN』以降からはSMAPのメンバーなど主演経験のある俳優も起用している。 ホームドラマ系の作品は同枠で放送されていないが、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』はホームドラマに近い表現があった。 歴代のTBS土曜20時枠は、『逃亡者』以来、ライオンが筆頭協賛し続けているが、2010年4月の『タンブリング』、2010年7月の『ハンマーセッション!』ではコカコーラボトラーズが同社の健康茶「爽健美茶」で冠協賛している。この爽健美茶のコマーシャル枠は、同枠でのオリジナルのミニコーナー「爽食卓」を送っている。 第5期開始当初、フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマを目標としていたが、実際には、月曜ドラマ・イン (テレビ朝日) や火曜ドラマ (日本テレビ) と同様の末路を辿った。 第5期時代はTBS土曜唯一のドラマだったが、第4期時代の1965年2月から1966年6月まではこの土曜20時枠のほか、19:30に『青春をぶっつけろ!』などのハウス食品一社提供の30分ドラマ(当時ネットのABCは『部長刑事』)、21:30に30分ドラマ、そして22:00に1時間ドラマが編成、計4本・3時間のドラマが編成されていた。そして第4期最末期の1969年4月 - 9月の間は本枠のほか、21:00に『キイハンター』、22:00にABC制作時代劇『悪一代』→『天保つむじ風』が編成され、3連続して1時間ドラマが編成されていた。なおこの時期の19:30はロート製薬一社提供のクイズ番組『お笑い頭の体操』だったが、ABCでは依然として『部長刑事』であったため、ABCでは4連続・計3時間半もドラマが編成されていた。 TBSにおける、過去の土曜ドラマ、列びに過去の別曜日20時枠のドラマとの対比 TBS系列の土曜夜のドラマは、2時間枠の『ドラマチック22』以来、17年ぶりとなった。1時間枠では、『Gメン'75』『スクール☆ウォーズ』『親子ゲーム』などを放送していた21時枠以来21年半ぶりとなった他、『必殺仕掛人』『腐蝕の構造』『赤ちゃんに乾杯!』などを放送していた22時枠以来でもある。 TBS系列での20時枠のドラマは、『スチュワーデス物語』『熱血!新入社員宣言』などの火曜20時枠以来、15年半ぶりとなった。これら以外には、『七人の刑事』や『3年B組金八先生』が放送されていた金曜20時枠(それ以前には『近鉄金曜劇場』)もあった。 他局の20時枠ドラマ TBS系列の20時枠ドラマは『月曜ミステリーシアター』のみとなり、在東京民放の20時枠ドラマは『月曜ミステリーシアター』と、テレビ朝日系列の『木曜ミステリー』(木曜20時枠)の2本のみとなったが、2013年秋の改編でフジテレビ系列の金曜20時枠に『金曜ドラマ』(TBSの『金曜ドラマ』とは無関係)、テレビ東京系列の金曜20時枠にも『金曜8時のドラマ』が誕生し、週4本(その内2本は同時間帯)の20時ドラマが放送された。しかし2014年3月14日を以てフジテレビ系『金曜ドラマ』は廃止され、『月曜ミステリーシアター』『木曜ミステリー』『金曜8時のドラマ』の3枠が残るも、2015年春には『月曜ミステリーシアター』も廃止され、次番組はバラエティ番組『世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?』となったため、TBS20時枠ドラマは一時的に全廃になり、在京民放の20時枠ドラマは『木曜ミステリー』と『金曜8時のドラマ』だけになっていた。2017年1月に2時間枠の『月曜名作劇場』が20:00開始の枠移動となったため、TBS系の20時開始のテレビドラマは一時復活したが、2019年春にバラエティ枠に改編されて廃枠となった。
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