拘禁者の推定される身元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 16:51 UTC 版)
「2020年の中国による海上での香港居住者の拘束」の記事における「拘禁者の推定される身元」の解説
当初の情報では広東沿岸警備隊は李と鄧という拘禁者2名の姓のみを公表したが、その他の氏名に関する情報は示さなかった。南華早報は活動家李宇軒がここで言う李に該当すると報じた。フルネームが北京系のメディア文匯報から初めて発表されても、一部の家族は、その正確さに疑念を抱いた。その間に保安局(英語版)は大陸の保安局から拘禁者の年齢が16歳から33歳であるとの通知を受け取ったと言った。10月3日現在香港では誰も身元を確認していない。3分の1が香港の市民権とポルトガルの市民権を持つ一方で、拘禁者の内2人は、イギリスの海外パスポートを所持している。 鄧棨然(30):警察が湾仔で爆弾製造用の材料を発見した際に放火を企図したとして逮捕され告発された。フルネームが未だに正式に公表されない中で「鄧という姓の容疑者」として中国の報道により確認された。鄧はボートを操縦した集団の指導者であるとして告発されている。 李宇軒(29):民主主義擁護団体「Hong Kong Story」の創立会員で、反政府系国際団体「Stand With Hong Kong」と地元の抵抗団体「Dragon Slaying Brigade」と深く結びついている。マネーロンダリングと新しい国家安全維持法違反の罪で特に「外国勢力と共謀した」として8月10日に香港警察に逮捕された。12人の中でただ一人国家安全維持法に違反したとされる人で、従ってただ一人香港の司法制度では審理されない可能性がある。 黃偉然(29):黃は爆発物製造に用いられたと警察が疑った化学薬品や電子部品などが押収されることになる境界の町近くの自宅を警察が手入れすると2020年1月16日に逮捕された。2月14日に保釈され、毎日地元警察に報告することを命じられた。黄の最後の警察への報告は、8月22日で、8月24日には法廷に現れなかった。香港の裁判所は、8月26日に黄に対する逮捕状を発行した。 李子賢(29):李は2019年9月29日に「暴動」を企んだとして逮捕され、既に出廷していた。 張俊富(22):香港公開大学学生。張は違法に武器を所持したとして香港警察に逮捕され、保釈された。 厳文謙(21):張と共に厳は同日香港警察に逮捕され、保釈された。 張銘裕(20):逮捕された際、張は裁判前の保釈中であった。 郭子麟(18):香港大学学生。ポルトガル系のために市民権が在マカオ・香港総領事パウロ・クニャ・アルベスにより確認されたポルトガル人である。アルベスはポルトガル市民権により保護されるとして郭の人権を擁護する中国の官僚と働くことを誓ったが、中国当局者は香港の居住権を有するなら中国市民として扱われると応えた。郭は2019年11月の香港理工大学での衝突(英語版)における暴動で香港警察に逮捕された。 鄭子豪(17):放火を企てたとして香港警察に逮捕され、保釈された。家族は甲斐なく8月24日に失踪の報告に警察に行った。香港政府からの正式な報道発表の2日前の翌日に警察は中国の広東沿岸警備隊の逮捕状を家族に示した。 廖子文(17):同じ事件で鄭子豪と同様の状況で、廖は2019年9月にモロトフを所持したとして保釈された。 ホアン・ラム・フク(黃臨福、16):ホアンにはベトナム市民権がある。2019年10月の立場新聞(英語版)の報道によると香港警察に逮捕・拘禁され、虐待を受ける可能性があった。放火とモロトフカクテル3種を所持したとして逮捕された。 喬映瑜:得られる情報は多くないが、団体の共同代表として告発されている。
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