戸川清春の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 07:13 UTC 版)
「リアル (漫画)」の記事における「戸川清春の関係者」の解説
安積 久美(あづみ くみ) 19歳。戸川の幼馴染で、タイガースのマネージャー。弟がおり、泣きボクロがある。戸川のことを「清ちゃん」と呼んでいる。穏やかで円満な性格。車の運転など、運動神経にはあまり自信がない。病気により右脚も陸上も失い、絶望と卑下からひきこもった当時の戸川の元へただ一人通い続けた。子供の頃から長い付き合いの戸川とは言葉に出して互いの気持ちを確認したことはないが、俗にいう友達以上恋人未満の関係であり、良き理解者である。戸川を快くサポートし続けている。大きく成長してゆく戸川に合わせるかのように、自らも成長を求めイギリスで海外留学を始めた。そのため、まとめ役を失ったタイガースはしばらく混乱することになるが、後継マネージャーの本城ふみかを信頼し、タイガースの後を託す。翌年のAキャンプへの再参加を希望しており帰国予定。 山内 仁史(やまうち ひとし) 19歳→20歳(14巻〜)。愛称は「ヤマ」。創部時代からタイガースに所属していた選手。5歳の頃から徐々に身体が動かなくなるという、現代医学では治療できない筋ジストロフィーに罹っており、近い将来の死期を自覚している。穏やかだが芯の強い青年。戸川が右脚を失い、悩み苦しんでいた時期に虎とともに出会った戸川の大親友でありヒーロー。虎の抜けた後のタイガースを、中心的存在として支えていた。人工呼吸器を装着するなど病は次第に進行し、ほぼ寝たきり状態となる。見舞いにきた戸川に赤裸々な欲求不満や諦念を洩らすなど、徐々に強かった心が脆くなり、「生きる希望があるやつは良い。僕はただ死を待つだけなんだ。何も出来ずに死んでいくんだ」と戸川を実は憎んでいた事を話し、戸川と距離を置き始める。しかし近年、病の進行を食い止める治療が充実化していることを知り、生きる希望を見出し始めた。その後、かつて自身の寿命と見られていた20歳になり戸川と再会、タイガースの練習を見学し、タイガースの選手たちに応援の言葉を贈った。 勝田 虎(かつた とら) タイガースの設立者兼初代キャプテンで、全日本代表に選ばれる程の実力者。戸川を車イスバスケの世界へ引き込んだ人物。戸川同様の手術法により右足を切断している。タトゥースタジオを経営しており、背中に巨大な虎の刺青を入れている。いつも自宅には派手な美女の弟子が数人おり、自らを障害者と認めているが「障害は理由にならない」と自らの手で人生を切り開き、あらゆる事に挑戦してきた。ヤマとともに戸川を車イスバスケの世界へ引き込んだ後、カリスマ彫り師として本場アメリカで呼び寄せられて、日本の仕事は弟子に任せ、渡米した。 コウ 「Aキャンプ」に参加した香川出身の眼鏡をかけた青年。Aキャンプで戸川と同チームになり、香川出身であることからチーム名に「さぬきうどん」を提案する。最初は他のチームメイト同様、キャプテンに選ばれた自我の強い戸川とは衝突していたが、戸川の変化により他メンバーとともに自らも変わろうとし、戸川を信頼するようになる。自らが所属する香川のチームでは自身の存在が軽んじられており、自身を変えるためAキャンプで初めて目が合った人に話しかけると決めており、タイガースのリョウに話しかけ励まし、リョウからも感謝の言葉を受け取った。 ジャック・ランドール かつて、アメリカのチームをパラリンピック優勝に導びき、日本国内で車イスバスケを広めるキャンプ「Aキャンプ」を開催したコーチ。何事も冷静に受け止め、世界一のコーチともいわれる。 壁にぶち当たったため、Aキャンプに参加した戸川の「変わりたい。求めるものがここにある」という内面に興味を持つ。Aキャンプ終了後、戸川をアメリカの大学へと誘う。 ラリー ジャックコーチとともに来日した、補助コーチ兼車イスバスケプレイヤー。アニメに興味を持っており、秋葉原を観光することも来日の目的だった。アメリカに渡った虎にタトゥーを入れてもらっており、秋葉原を案内した戸川に虎から託されたメッセージを伝えた。
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