小河原家
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小河原雪子(おがわら ゆきこ)〈30〉 演 - 栗山千明(幼少期:鈴木花音、高校時:毛利愛美) 本作のヒロイン。事件の鍵を握る姉妹の姉。光の森美術館で学芸員をしている。純粋に美術を愛しており、採算主義の方針に館長たちに内心反発している。 12年前、事件のあった晩に死体発見現場で恭子を見たと証言している。 温厚で冷静な性格をしており、慶介の正体に早くから感づいたが、その後も彼に好意を抱き続けている。 慶介から12年前の事件の真相を明かされ、その事件の犯人が祥太であることを明かされると、彼はもう死んだと事件を終わらせようとし、慶介が現れなければ祥太を犯人だと思うこともなかったと慶介を責めるが、彼からキスを交わされる。 第8話で慶介に祥太の悪事を知りながら一家で彼を匿っていたことを掴まれ、祥太の疑惑をまとめた映像のアドレスを渡され、彼を自首させることと、彼の悪事を一家で隠していたことを思い知るよう脅迫される。その後、自分の証言のせいで恭子を追い詰め、慶介にもつらい思いをさせたことに対して自責の念に駆られ慶介に謝罪し、今の生活が全て失う覚悟で祥太のことを家族で話し合い、映像も全て見せることを決意する。しかし、自身が持っていた封筒の中身を若葉が取り出すと、紙にはアドレスが書かれていなかったことに気付くが、実際は慶介が自身のことを思い、アドレスを渡すふりをして白紙の方を渡していた。 祥太逮捕後は学芸員を辞職したが、2年後、別の美術館で学芸員に復帰し、「早川慶介」となった慶介と再会する。 小河原若葉(おがわら わかば)〈22〉 演 - 橋本環奈(幼少期:落井実結子、小学時:狩野海音) 事件の鍵を握る姉妹の妹。グローバルソフトジャパン受付嬢。 12年前に祥太のアリバイを証言している。慶介の思惑を知らず、のめり込んでいく。 天真爛漫だが周囲(特に姉)を振り回す悪癖がある。 慶介の正体を知った後、彼に祥太のことを調べるかわりに恋人にして欲しいと願い出るが断られる。 達夫が祥太の疑惑の真実を一家に話し、雪子も祥太を自首させようとした後も、彼が真犯人であることを頑なに信じようとせず、雪子が慶介の真の目的を知った後も彼に好意を抱いていることに逆上し、雪子が慶介に騙されて祥太を犯人扱いしていると憎しみの念を込めて祥太にメッセージを送る。 その後、調査に協力するといい慶介を達夫の書斎におびき寄せ、達夫のパソコンで祥太とやり取りをしていることを明かし、慶介がパソコンを調べている隙にナイフを取り出し、自ら腹部を刺し、雪子に慶介に刺されたように見せ付ける。 祥太の帰国後、自分が兄を思うあまり、彼のアリバイを捏造していたことを自覚し、証言を修正する。それが決め手の一つとなり、祥太は逮捕された。その後は人間的に大きく成長し、兄の逮捕で気弱になっている両親を支える決意を示した。 小河原祥太(おがわら しょうた)〈35〉 演 - 山崎育三郎(少年期:梅田希) 雪子・若葉の兄。1981年8月8日生まれ。若葉からは慕われている。 12年前に女児の遺体が見つかった現場で目撃されるも、若葉が自宅で一緒にいたと証言したため、捜査の対象から外された。12年前の事件のあった日、雪子には「父の事務所で司法試験の勉強をする」と伝えていたが、雪子が訪ねた時には不在であった。同じ日、病気のため自宅の2階で寝ている若葉が1階に下りた時には、1階にいた。 10年前、サンフランシスコの大学を卒業後はロー・スクールに進学。7年前、サンフランシスコの広場で少女を誘拐しようとした所を通報されそうになる。その直後から姿を消し、現在でも行方不明となっており、失踪宣告が出されている。 第7話の終盤で、達夫のパソコンに「Hello, Dad?」というメッセージが届いているのを若葉が見かけ、兄なのかと返信すると「若葉?久しぶり、元気?」というメッセージが送られてきたことから、生存していることが判明する。 慶介が作ったフェイクニュースを信じて帰国する。その後、「ザ・プレミアワイド」内で慶介と対決するが、「(遺留品である)恭子のハンカチは、(死体発見現場である廃工場の)外に落ちていたはずだ」という犯人しか知りえない秘密の暴露を思わずおこなってしまい、さらに妹たちが証言を修正したため、アリバイも崩れ、高田に逮捕される。 小河原達夫(おがわら たつお)〈60〉 演 - 升毅 小河原家の父。小河原法律事務所所長弁護士。娘・若葉いわく、仕事人間。 12年前、司法試験勉強中の祥太に悪影響が及ぶことを怖れ、芳賀に祥太を捜査対象から外すよう依頼した。 雪子に祥太の疑惑について問い詰められると、防犯カメラにて12年前の事件は祥太の犯行であることを確信し、どうしようか悩んでいたところ、恭子が犯人として取り上げられるようになっていたが、当時雪子は高校生、若葉は小学生であり、そのことを思うとどうしても真実を話せなかったことを明かす。 祥太の逮捕後は弁護士を廃業し、住んでいた自宅からも転居した。 小河原夏美(おがわら なつみ)〈55〉 演 - 長野里美 小河原家の母。若葉曰く「有閑マダム系」。
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