小柏親子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:03 UTC 版)
本拠地…栃木県日光市・日光いろは坂 搭乗車種…SW20 MR2 G-Limited(1993年式 III型) ボディカラー…ストロングブルーメタリック 主な外装パーツ…TRD製ホイール・ステッカー ナンバー…栃木 58 か 37-597 / 栃木 53 か 9-091(ゲーム「ARCADE STAGE Zero」) 小柏 カイ(こがしわ カイ) 声 - 神奈延年 ストリートに突如として現れた、いろは坂のダウンヒルスペシャリスト。19歳。8歳の頃から、父親である健にカートの英才教育を受け、レースで何度も勝利を収めてきた。高校通学のために利用していたオートバイでいろは坂のコースレコードを塗り替え、自動車免許取得と同時に満を持して公道デビューを果たす。こなしてきた分野は違えど合わせれば10年以上のキャリアがあり、あらゆる点で拓海とよく似た箇所がある。カートマシン同様にミッドシップであるMR2に、カート仕込みの左足ブレーキを駆使した走りと実力は文句なく、エンペラーの岩城清次を特別な走りをすることなく破った実績がある。 その後はリーダーの須藤京一を次なる標的としていたが、拓海が京一を破った事を知ると標的を拓海に変更し、自身の地元であるいろは坂でのバトルを申し込む。ミッドシップで立ち上がりの加速と旋回性に優れたMR2の戦闘力と、「インベタのさらにイン」という、ヘアピンの高低差が激しいいろは坂ならではの空中に描くライン(ヘアピンカーブの内側のガードレールの無い崖を飛び降りるという極めて無謀な技)を駆使して拓海を苦しめたが、拓海もバトル中に同様のテクニックを素早く身に付け、カイの動揺を激しく誘った。終盤、(3つの橋の)最初の橋の手前のコーナーで、拓海が枯葉などで隠れた側溝を見抜き、それを使った溝落としで一気にカイに並びかける。2台は並走のまま2つ目の橋でジャンプ、拓海は着地に成功するものの、カイは着地した先の落ち葉に足をすくわれスピンし敗北する。 もし直前の落ち葉がなかったら勝敗は入れ替わっていたかもしれないと思わせるほどの接戦で、「ハチロクの卓越した実力が運を呼び寄せた」とは京一の弁。原作では京一、アニメでは涼介が、カイが中盤でこの奥の手を出したことに対して「早すぎる仕掛けは相手(拓海)に精神的ダメージから立ち直る余裕を与える」とバトル中に語り、その通りの結果となった。 第二部では「R・Tカタギリ」のメンバーとして、MR-Sに乗り再登場する(後述)。 2022年より稼働したパチンコ「P頭文字D」では敵キャラクターとして登場する。新劇場版基準であるため声優も交代しているが、演者は不明。 小柏 健(こがしわ けん) 声 - 有本欽隆 カイの父親。文太が若かりし頃に最大のライバルだった元走り屋で、現在は中学校で教師をしている。 両者の関係は拓海と啓介のそれに似ており、何度もバトルを繰り返し最後の大一番で敗北。遂に文太に勝つことができず、息子同士のバトルでリベンジするため、息子のカイに勝利のための秘策として後方追走から「インベタのさらにイン」で攻める手段を教えた。カイが乗っているMR2も健の所有するクルマである。その後、カイと拓海の再戦の最中に文太を呼び出して、それぞれの息子について論を交わした。祐一曰く「どっちも親バカ」。 原作では喫煙者の設定になっているが、アニメでは喫煙シーンが全てカットされている。
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