宮城県宮城第一高等学校とは? わかりやすく解説

宮城県宮城第一高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 08:12 UTC 版)

宮城県宮城第一高等学校
北緯38度16分7.2秒 東経140度51分5.1秒 / 北緯38.268667度 東経140.851417度 / 38.268667; 140.851417座標: 北緯38度16分7.2秒 東経140度51分5.1秒 / 北緯38.268667度 東経140.851417度 / 38.268667; 140.851417
過去の名称 仙台市高等女学校
宮城県高等女学校
宮城県第一高等女学校
宮城県第一女子高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者  宮城県
設立年月日 1897年4月12日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 単位制
設置学科 普通科
国際探究科・理数探究科
学校コード D104211010026
高校コード 04117D
所在地 980-0871
宮城県仙台市青葉区八幡一丁目6-2
外部リンク https://miyaichi.myswan.ed.jp/
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宮城県宮城第一高等学校(みやぎけん みやぎだいいちこうとうがっこう)は、宮城県仙台市青葉区八幡一丁目にある県立高等学校である。通称は「宮一」(みやいち)あるいは「宮城一高」(みやぎいちこう)、または女子校時代の校名を取った「一女」(いちじょ)。

英語名称はMiyagi First Senior High School としている。

旧制の高等女学校以来の伝統を持ち、いわゆるナンバースクールの一員である。校風は、積極的な姿勢で自らを成長させる「自主自律」。

概要

1895年(明治28年)設立の「私立仙台女子高等学校」を前身として、1897年(同30年)に仙台市によって市立学校「仙台市高等女学校」として開校された。なお、1900年(明治33年)4月1日より県立に移管されている[1]

全国高等学校クイズ選手権の2番目、当時女子高として初の優勝校でもある。

1973年(昭和48年)10月からは、生徒の服装が自由化された[1]。全国的にも見ても珍しい公立の私服女子高校であった。

1997年(平成9年)からは理数科が設置されており、2002年度(平成14年度)から4年間はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校となっていた。なお、理数科は2022年4月より国際探究科・理数探究科に学科改編されている[2]

高等女学校として設立されて以来、平成に至るまで女子校であったが、2008年度(平成20年度)から男女共学となり、旧称の「宮城県第一女子高等学校」から改称された。なお、同時に進学重視型単位制へ移行している。

県内唯一人工芝のグラウンドを所有する公立高等学校である[3]。全国的にも珍しい。 2023年11月に新校舎が完成した。

女子クラス(通称:女クラ)と呼ばれる女子のみで構成されるクラスがある。 男女混合のクラスは共クラと呼ばれ、毎年度クラス替えのたびに変わる。

設置学科

いわゆる二学区制(北学区・南学区)の時期、一女の理数科は宮城県内の高等学校の中では入学難易度が高く、居住地に関係なく、仙台圏はもとより宮城県全域から受験でき、定員が少ないため、毎年の入試では高倍率となっていた。

共学化について

  • 本校の男女共学化は2008年(平成20年)春に実施された。同時に単位制に変更され、「宮城県宮城第一高等学校」に改称された。共学化後の新校名については、「福島女子 → 」や「安積女子 → 安積黎明」など隣りの福島県の女子高での変更例を良しとせず、最小限の変更に留めた。
  • 校章校歌は、一女のものが引き続き使用されている。
  • 一女の体育ジャージは緑色であった。共学化とともに、2008年度(平成20年度)入学生からスタイルが変更され、ズボンの裾が絞られていないものとなったが、色は引き続き緑色である。

沿革

  • 1897年 - 仙台市高等女学校として開校(所在地:仙台市東二番丁)。
  • 1899年 - 校舎新築移転(所在地:仙台市元寺小路)、校歌制定。
  • 1900年 - 県移管、宮城県高等女学校と改称。
  • 1919年 - 宮城県第一高等女学校と改称。
  • 1948年 - 学制改革により宮城県第一女子高等学校と改称。
  • 1953年 - 現在地に校舎移転(所在地:仙台市八幡)。
  • 1969年 - 全校新校舎に移転。
  • 1973年 - 服装を自由化。
  • 1997年 - 創立100周年、理数科新設。
  • 2002年 - スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定(現在は終了)。
  • 2008年 - 共学化とともに単位制に移行し、校名を宮城県宮城第一高等学校に変更。
  • 2022年 - 理数科を国際探究科・理数探究科へ学科改編。
  • 2023年 - 新校舎完成。

アクセス

部活

他多数の同好会、愛好会あり

著名な出身者

宮城県高等女学校

宮城県第一高等女学校

宮城県第一女子高等学校

宮城県宮城第一高等学校

行事

  • 4月 - 春季体育大会(陸上競技)
  • 5月 - 三女子校定期戦(2008年より共学化を理由に廃止。旧一女、二女、三女の3校が部活ごとに行っていた。)
  • 7月 - 1・2学年夏期研修旅行(東日本大震災の影響により廃止。)、歌合戦
  • 9月 - 秋桜祭
  • 10月 - 秋季体育大会(球技)
  • 12月 - 2学年研修旅行(夏期研修旅行の廃止に伴い2012年より実施。)

脚注

  1. ^ a b 『一女高百年史』宮城県第一女子高等学校、1997年10月。 
  2. ^ 校章・歴史 - 宮城県宮城第一高等学校”. miyaichi.myswan.ed.jp. 2025年5月12日閲覧。
  3. ^ 施設 - 宮城県宮城第一高等学校”. miyaichi.myswan.ed.jp. 2025年5月12日閲覧。
  4. ^ a b c 交通案内(宮城県宮城第一高等学校)

関連項目

外部リンク


宮城県宮城第一高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 03:23 UTC 版)

ナンバースクール (宮城県)」の記事における「宮城県宮城第一高等学校」の解説

通称は「宮一」(みやいち)あるいは「宮城一高」(みやぎいちこう)、または女子校時代校名取った一女」(いちじょ)。1897年明治30年創立女子校であったが、2008年度共学化され、現在の校名となった理数科設置している。旧市街地八幡地区にある。創立時仙台市高等女学校その後宮城県移管され、宮城県高等女学校経て宮城県第一高等女学校戦後宮城県第一女子高等学校となった。二学区化時は北学区属しており、北学区女子高さらには宮城県内女子高としては入学難易度進学実績が最も高かった

※この「宮城県宮城第一高等学校」の解説は、「ナンバースクール (宮城県)」の解説の一部です。
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