実際の森と英語との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 15:04 UTC 版)
「Who are you?捏造報道」の記事における「実際の森と英語との関わり」の解説
森と英語との実際の関わりについては次のようなものであり、伝記・自著・対談にも載っている。 最初の渡米は1960年代のことであり、当時の大統領選挙での運動員達の活動風景を選挙運動の一例として観察した旨が雑誌「論座」が企画したオーラルヒストリー『自民党と政権交代』にて語られている。 その後、1984年9月に文部大臣として訪米した際、参観していた高校の女性教師から「この授業時間を差し上げますから、何かお話してください」と言われ、即興のスピーチをしたことがあった。このスピーチでは福田赳夫の理念を翻案した「二十一世紀の最大の問題は人口、食糧、エネルギーなのであり、それらが地球上にどのように行きわたり調整できるかが政治のテーマになる」との一言が入っている。首相時代以降もこの考え方を様々な場で踏襲している。これを平河卓は「高校生を相手に分かりやすく、内容もよくまとまっている」と評した。質疑で日本の外国語教育について聞かれた際「単語や文法についてはよくやっている。しかし、会話は不十分で、その証拠に文部大臣(の私)が話せない」と答えて爆笑を呼んだという。 なお、『週刊文春』は謝罪記事を掲載せず、その後も「森政権を罵倒したいのですが、あまりに愚かでタイトルさえ思いつきません。読者の皆様ごめんなさい」(2000年11月2日号)等と言った見出しのついた広告を大手新聞各紙等に広告した。その後も自社の祝賀会には森を招待し続けた。 2013年2月9日東京オリンピック・パラリンピック組織委員会がソチで行った記者会見において、委員長の森が高齢であることに加え、語学力に不安があることを追及されたが、森は自分たちの時代には英語は「敵国語」であったと述べ、「昔はボール、ストライクも『よし』『駄目』と日本語を使わされて野球をやっていた。私の世代はよほど特別に勉強した方じゃないと外国語をよく理解しない」と答え、外国人記者を「敵国語とは不快な表現だ」(英国人記者)「ジョークだと言えば笑い話で済んだが、そうではなかった」(米国人記者)と当惑させた。なお、森は1937年(昭和12年)7月14日生まれであり、終戦当時で8歳であったから、戦後の英語教育を受けている。
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