実際の映像の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 10:11 UTC 版)
「スペックル・イメージング」の記事における「実際の映像の例」の解説
右上の映像は大気シーイングを通した二重星(この場合はうしかい座ζ星)の典型的な短時間露光イメージである。各々の星は本来は一つの点として現れるべきであるが、大気のゆらぎのために、2個の星が2つのスペクックルパターンに分裂している(一つは左上、他方は右下)。スペックルは使用したカメラのピクセルサイズが荒かったため、この画像では分かりづらくなっている。スペックルは周辺を高速で移動するので、長時間露光した画像では各々の星は一つのぼやけた塊として現れる。この映像は直径が約 7r0 の望遠鏡を用いて得られたものである。 右下の映像は、望遠鏡を通して高倍率で星を観測した場合に見える映像(ネガ映像)を、スローモション動画で表示したものである。使用した望遠鏡は上のものと同じく直径が約 7r0 である。星の像が複数の斑点に分裂するのは、完全に大気による現象であることに注目する必要がある。スペックル・イメージング技術は大気により劣化する前の天体の像を再構成するものである。この動画では望遠鏡の振動も認知可能である。
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