実際の接続手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 02:57 UTC 版)
「Bluetooth」の記事における「実際の接続手順」の解説
Bluetooth機器を最初に使用する際には、接続相手を特定するため、ペアリング(ボンディング、組み合わせ)と呼ばれる操作が必要になる。ここでは、その一般的な手順を示す。 一方の機器を「ペアリング可能状態」に設定する。また、認証・暗号化の設定を双方であわせておく。 他方の機器から「探索(発見)」操作を行う。 探索可能状態にある周囲のBluetooth機器の一覧が提示されるので、その中から所望の接続相手を指定する。 双方に同一のパスキー(認証鍵のこと、PINともいう)を入力する。 パスキー パスキーは、通常4 - 16桁程度の任意の数字で指定する。短いパスキーでは通信を傍受・解読されるおそれがあるので、ある程度長いほうがよい。パスキーを入力できないデバイス(マウス、ヘッドセットなど)では、パスキーが固定値、もしくは入力が不要な場合がある。こうした機器の場合、通常デフォルトでは「0000」「1234」などの単純な羅列となっている。 パスキーの交換が終われば、ペアリングが完了する。一度ペアリングを行った機器間では、次からは自動的あるいは半自動的に接続が確立され、パスキーの入力は不要である。相性によっては、毎回パスキー入力が必要となることもある。 Bluetooth LEでは、位置情報を発信するだけのビーコンのような単方向のアドバタイズ用途の場合、必ずしもペアリングする必要はない。
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